俺は子どもの頃、マクドナルドがない田舎に住んでいた
引用元:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1341132277
俺は子どもの頃、マクドナルドがない田舎に住んでいた。
夏休み、母に連れられて県庁所在地のある大きな都市に行ったんだ。
のび太が恐竜を育てるドラえもんの映画を観たよ。
その帰り、マクドナルドに寄った。
母はもっといい店にしようと言ったんだが、俺はどうしてもマックに入りたかった。
仲のいい友達からマックの美味さを聞かされていたからだ。
笑顔のお姉さんが「いらっしゃいませ」と言ってくれた。
子ども心にキュンときたね。さすがマックだ。
「ハンバーガーがいい!」
俺は母に叫ぶように言った。
「はいはい、じゃあセットにする?セットならジュースとポテトがつくよ」
「うん、セットにする!」
母はフィレオフィッシュセットとバーガーのセットを頼んだ。
なんと、笑顔がステキなお姉さんはおもちゃまでくれた!マックすげー!!
俺はドナルドと一緒に踊り出したいほど興奮した。
トレーを持った母と一緒に窓際の席に座る。
ついに憧れのハンバーガーを食べるのだ。
包み紙を取って一口かじった瞬間・・・
なんだこれ!?クソまじー。
こんなもん食えるかよ。
俺は店長を呼んで説教した。
「パンはパサパサだし、肉はペチャンコでゴムみたいだ。
こんなものは人間の食べ物とは言わん!
それにポテトは油まみれじゃないか。
これはまさしく残飯だ。
私を舐めるのもいい加減にしろ!!」
店長は泣きながら何度も「すみません、すみません」と繰り返していた。
私にだけ謝っても足りない。
今までこんな残飯を出したすべての客と、大切な食材に対して謝るべきだ。
こんな店がある限り、食を追及する私の戦いは続く。
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