純文学はアート、大衆文学はデザイン


エンタテインメント小説と純文学、どっちが純粋?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090413/191693/

「純文学」という名称は、「エンタテインメント小説」以上に変だ。なんだか「純喫茶」みたいじゃないか。


むしろ「エンタテインメント小説」「大衆小説」のほうが「純粋」な文学だと私は思う。あくまで私見だが。

う〜む、純文学の“純”は、高品位という意味での“純”だと僕は思うんだけどなぁ。洗練されている、いわゆるソフィスティケートされている文学だと思うんだよ。そういう意味で、純文学は芸術・アートのようなものだと捉えてる。


反対に考えると、エンタメ・大衆文学はいかにして売るかを考え、読者というものを意識して書かれるものだから、デザインされたものだと言えるだろうね。自己満足ではとうてい売り物にはなりません。


そういった意味でも、どちらが純粋か? と聞かれたら、やっぱり純文学の方が純粋でしょう。あくまで私見だが。



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