え?言論まで衰退しちゃうの?
減る出版社…昨年度末4000社割れ、創業わずか9社
http://book.asahi.com/news/TKY200907040126.html
国内の出版社数が、08年度(09年3月)末現在で、30年ぶりに4千社を割ったことが、出版年鑑などを発行する出版ニュース社(本社・東京都千代田区)の調べで分かった。創業した出版社の数も戦後はじめてのひとけた台に減り、出版不況を裏付ける現状が明らかになった。
出版ニュース社の清田義昭代表は「先の見えない出版業界の現状が数字からも分かる。低落傾向はしばらく続くかもしれない。多様な出版、多様な言論が衰退していく危機感を感じている」と話している。
まず出版社が4000社以上あったこと自体に驚いた。そんなにいるもんなの? あまりに素人すぎるコメントで申し訳ないんだけど…。97年度には4600社以上あったらしく、平均すると一県100社足らずだったということかぁ。
だいたい1日200点以上出版されていたらしいので(現在はよく解らない)、それをまかなうのにそれくらいのキャパが必要だったということなんだろうけど、増やしすぎた面もあったんじゃないだろうかねぇ。まあ、出版社の内情は色々と書籍で出てたりするので、いつか読んでみたい。
言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)
posted with amazlet at 10.09.18
【関連記事】
- 出版社は基本的に「本を買う読書家を客だと思ってない」からねえ、え?と言いたくなる話だけどホントにこんな感覚だよ
- 中央公論新社、岩波書店、筑摩書房、平凡社などは従業員が100人前後の中規模出版社だ
- 出版社もたいへんなんやで
- 知り合いの編集さんに聞いた話なんだけど、出版社ってのは書き手に毎月給料を払うわけじゃないから、小説家を何人抱えていても腹は痛まない
- 東大か京大、私立なら早慶、それ以外は大学扱いしてもらえない、大手出版社の社員はそんな世界に生きている
- 元出版社の編集者「ライターになるにはコネが無いと無理」
→月別よく読まれた記事ランキング
→Twitterで更新情報を配信しています
→Facebookで更新情報を配信しています