多部未華子のおすすめ絵本 「漂流物」


漂流物


旅する絵本 「漂流物」 多部未華子さん
http://book.asahi.com/ohanashi/TKY200910030227.html

いま本を読むのは、気持ちに余裕がある時か、眠る前。最近のおすすめは絵だけの絵本『漂流物』(D・ウィーズナー作、BL出版・1890円)。金髪の少年は、浜辺に打ち上げられた古いカメラを見つける。中のフィルムを現像すると、ソファでくつろぐ大ダコに、クジラより大きなヒトデ、時代を超えたさまざまな国の子どもたち……。想像もつかない風景が写っていた。


海の中の未知の世界に、驚きました。色もきれいだし、文字がないから、絵の中の少年の表情をひとつひとつ読み取りたくなるし。想像力を刺激されますよ


少年は新しいフィルムを入れ、自分を写してから、カメラを再び海に戻す。漂流物はどこかの土地に流れ着き、そしてまた別の子どもが拾う。


「言葉も違う世界中の人がこの漂流物でつながっている。夢が広がりますよね」

へぇ〜多部さんって結構守備範囲が広いんだねぇ、絵本も読んでるとは。なんかこの説明を聞くと、すごく読んでみたくなってしまう、絵だけらしいので見るだけだけど。


カメラが漂流してそれを拾った子どもが見るという構図。これはなんだか視野を広げて見てみると、テレビやラジオとかの放送事業にも繋がっているような気もするね。沢山流されている電波の中から、僕らはなんとなく選択してそれらを見聞きしている。なんとなく選択しているんだけど、そこに何かしらの繋がりがあるはずだ、横にも縦にも。


そういった放送事業に関連した職業に就いている彼女が本書を手に取ったということに、何か意味深いものを感じてしまいます。





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