水木しげるの異色SF作品、BOX仕様で完全復刻


恐怖の遊星魔人限定BOX


ゲゲゲの水木しげる氏、51年前の幻の書完全復刻
http://news24.jp/entertainment/news/1610803.html

水木しげる 超1000ページ(上) (studio voice comics)漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などを送り出した漫画家の水木しげる氏(88)の51年前の作品「恐怖の遊星魔人」が、小学館クリエイティブから復刻された。地球征服をたくらむ「鬼太郎」の野望と悲哀を水木流のユーモアとペーソスで描いた異色SF作品。日本に数冊しか存在しない希少本を入手し、画業60周年記念としてBOX仕様の限定版に完全復元した。

へぇ〜水木さんはSF作品なんかも描いてたんだ、意外な感じがするね。この漫画は、“主人公”が世界征服をたくらむという設定なのかな?


文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)作家の京極夏彦氏(46)は「この本の古書価は現在驚く程高い。だが、高いのは値段だけではない。『恐怖の遊星魔人』が描かれたのは昭和34年前後と思われるが、ならば水木しげるは貸本漫画家としてデビュー2年目ということになる。それでいて、この完成度は高過ぎると思うのである」とコメントを寄せた。

↓ 調べてみると、1993年6月に発行された復刻版もプレミアがついてるみたいで2万6千円超えしてるみたいです。


完全復刻版 恐怖の遊星魔人 水木しげる 限定300部 箱付 - まんだらけ信販
http://ekizo.mandarake.co.jp/shop/ja/item_s-149921.html


まあ、当然ながらオリジナルともなると、ものすごい値段になってるんだろうなぁ。それだけ貴重だし、水木さんにとっては異色な作品だと言えるのでしょう。



今回発売されたBOX仕様限定版の内容は以下の通り。

水木しげる幻の名作『恐怖の遊星魔人』が限定版として発売!
http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&pid=0000013047

企画内容
地球征服を企む「鬼太郎」の野望と悲哀を水木流のユーモアとペーソスをまじえて描く異色SF。付録などの内容は以下のとおりです。


本体:B6上製単行本


付録1:複製コマ画 3点
(『妖奇伝』から「幽霊一家」・墓場鬼太郎シリーズより「地獄の片道切符」)
わずかに残された貸本時代のコマから、当時描かれたサイズのまま1枚ずつB6の用紙に複製したマニア垂涎のプレミアム特典!


付録2:別冊付録「『東スポまんが展』四コママンガ全集」(32P)
70年代初頭に夕刊紙「東スポ」に25回連載された時事色の強い四コママンガを初めて完全集成。存在すらあまり知られていないまさに幻の作品集!


付録3:解説小冊子(16P)
京極夏彦佐野史郎 呉智英出久根達郎・各氏の寄稿を収録


著 者
1922年鳥取県に生まれる。 1950年より紙芝居の実作を始める。 1957年上京して翌年「ロケットマン」で貸本漫画家としてデビュー。 1966年「墓場鬼太郎」が大ヒットしその後、何度もアニメ化される。 そのほかに「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作が多数ある。水木しげる幻の名作『恐怖の遊星魔人』が限定版として発売!


書誌情報
【書名】恐怖の遊星魔人 限定BOX
【著者】水木しげる・著
【定価】4410円(税込)
【ISBN】978-4-7780-3134-3
【発行】小学館クリエイティブ
【発売】小学館


マニアの方はこの機会に買っておかないと、たぶんまた買いづらいお値段になっちゃうんじゃないかと…。



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