第143回芥川賞・直木賞の受賞作決定

決まった模様です。



芥川・直木賞赤染晶子さん、中島京子さんに
http://mainichi.jp/select/today/news/20100716k0000m040048000c.html

第143回芥川・直木賞日本文学振興会主催)の選考委員会が15日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞赤染晶子さん(35)の「乙女の密告」(新潮6月号)、直木賞中島京子さん(46)の「小さいおうち」(文芸春秋)に決まった。


第143回芥川賞赤染晶子氏『乙女の密告』、直木賞中島京子氏『小さいおうち』が受賞
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/78188/full/

赤染晶子氏の『乙女の密告』は、1回目の投票から票の過半数を獲得。投票は3回続いたが評価は変わらず受賞に至った。芥川賞選考委員の小川洋子氏は「最終的には鹿島田真希さんと赤染さんが残り、2作受賞になるかどうかという点でもっとも長い時間をかけた」と選考の過程を語り、最終的に「アンネ・フランクを密告したのは誰か”という歴史的・社会的なものを題材にもってきつつ、“自分は誰か?”という文学的なテーマに落とし込んでいる」(小川氏)という赤染氏の作品のみが3回の投票すべてで過半数の票を集めていたことを理由に、1作品のみの受賞となった。


一方の直木賞は、道尾秀介氏と中島氏の2作が残り長い協議が繰り返されたが、最終的に中島氏が受賞となった。直木賞選考委員の林真理子氏は「戦前の中産階級の家庭をいきいきと描いている。また、中島さんは膨大な資料を読んでおり、読み込み方のなめらかさも素晴らしいという意見があった」と中島氏の作品が選ばれた理由を語った。


芥川龍之介賞


小説新潮 2010年 06月号 [雑誌]




直木三十五賞


小さいおうち





こうしてみてみると、日経の予想が見事に的中したというわけか。直木賞だけだけど。

上半期直木賞の大本命!? 昭和初期を描いた女中文学『小さいおうち』(中島京子
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100701/1032258/




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