スティーヴン・キング 「構想を練ってはいけない」


小説作法



515 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/17(土) 17:28:30 ID:?
構想を練ってはいけない、ってどういうことよ?
普通は構想は練るだろ。

517 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/17(土) 22:10:19 ID:?
キングのこの発言からだろ。

「構想を練ることと、作品の流れを自然に任せることはとうてい両立しない」

「構想は優れた作家にとって無用の長物であり、無能な作家が真っ先に頼る常套手段である。構想に寄りかかった作品は、いかにも不自然で重ったるい」

518 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/17(土) 22:13:40 ID:?
結論。キングは構想を練るのを全否定はしてないが、

「作品は自律的に成長するというのが私の基本的な考えである。」

519 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/17(土) 22:30:11 ID:?
>>517-518

同じ本の中で、キング自身が

「構想に頼っていながら、唯一、私が気に入っている作品は<デッド・ゾーン>で、これは掛け値なしに出来がいいと思う」

って書いているだろ。
これでなんで「構想を練ってはいけない」になるんだよ。
お前は文盲か。

520 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/17(土) 22:40:40 ID:?
思いっきり「構想に頼っていながら」と文頭につけてるわけだがそこは文盲じゃないなら気づいてるよな

531 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 03:37:46 ID:?
構想は優れた作家にとって無用の長物であり、
無能な作家が真っ先に頼る常套手段である。
構想に寄りかかった作品は、いかにも不自然で重ったるい。

532 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 09:46:02 ID:?
優れたレスラーにとって、有刺鉄線電撃爆破は無用の長物だが、
無能レスラー大仁田は、耳目を集めるためにそれを必要とした。

ただ、まともにやったら、大仁田は3分で天龍に負ける。大仁田は一般人よりはるかに強いが、レスラー同士だとまるでお話しにならないチビッコギャングだ。この種の才能が
プロレスで生きて行くことは、普通は不可能に近い。一般人よりはるかに強いのに、それで食って行くことができない。そんな大仁田が、有刺鉄線電撃爆破を考え出したのは卓見だった。
あんなもの使えば、プロレスの実力差の意味は相対的に低下するからだ。弱い大仁田にも勝つチャンスが生まれる。派手な演出自体を好むファンもいる。

要は、才能に応じた手段を選べばいい。


533 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 09:51:11 ID:?
>>532
2ちゃんには、たまにこういう知的な人間が書き込むから、侮れないんだよ

541 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 13:17:11 ID:?
わからんが、何も考えないで書けるのがベストってことなのかい?
例えば絵描きだと、絵を描きながら想像力を膨らませて
内容を決めていくみたいなやり方あるじゃん。アレのこと?

確かに論理崩壊しまくりだけど突拍子も無いアイデアを出すならこれが一番だと思うな。
できたものに対して後で理屈を加えればええんだしね。まぁ天災くん用だな

546 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 13:46:22 ID:?
>>541
たくさん書いて、書き慣れてくれば、キングのいっていることがわかるようになるよ。

最初はみんなでたらめに書く。書き方もわからずにただ書きたい一心で。
しかし1作目の出来はよい。2作目、3作目よりは。

その後、プロットの必要性を感じてプロットを作る。
神経質な奴はかなり細かいところまで作りこむ。
しかしそういった準備をして小説を書くようになると、書くことが作業になる。
で、ここで挫折する奴が出てくる。たいがい諦める奴はここで諦めるな。
書いてても楽しくないからだよ。

一山超えれば、最終的には、備忘録、メモ書き程度で書き進めるようになる。
それでもちゃんと書けるし、そのほうが書きやすいし、自然な流れになるからだ。
当然、決められたとおりにはならない。最初から着地点などはわからない。
しかし、ここまで来る奴は一応天才だからな、直観で何となくゴールが見えているはずだ。

論理崩壊やアイディアは関係ないよ。ふつうに力があれば論理展開できてるものだし、
アイディアもプロットの段階で出るものもあれば書きながら出るものもある。それらは同質。
では、なにが大事かというと、モチベーションだ。
それがあれば楽しんで書けるから長編を書いていても挫折することはない。
また、モチベーションが上がると格段に出来が良くなる。
初めて書く1作目の出来が良いというのは、そういうことだな。

548 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 14:26:00 ID:?
>>546
プロットが作業になるって凄いわかるわ。
というか今そこだわ俺…。ここが一山なんだな。
ゴールとかネタ帳だけで書いたほうが楽しくやれるのもわかるわ。
構想を練ってはいけないってのはそこか。

しかしプロットを人に見せなくてはいけない状況にあると
そうもいかんし、いやだからこそモチベか。

550 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/18(日) 16:55:29 ID:?
キングの言ってるのは、純文学作家では割とあたりまえのこと。
エンタメ作家なのに言ってるのが特殊なとこ。
でも、そのせいでキングは近年ひどい作品を連発し続けてるから、
エンタメ作家はちゃんと構想を練って書いたほうがいいんじゃないかと思う。
デッドゾーンという成功例があるんだから。

554 :名無し物書き@推敲中?:2010/07/23(金) 02:52:53 ID:?
0(書き始め)から100(終わり)をひとつの小説だとすると。
0から100までを、0の段階で一気に構想しちゃいかんけど
22から27あたりまでとか、56〜65とか、部分的には
キング君も普通に立ち止まって構想練ってるんじゃないのか。
さすがに自動書記は無理だろう。

日本語不自由でわからんかったらすまんけど。

ちなみに中島らもは、0〜100まで細かくプロット立ててから
あとは文章で埋めてく作業をしてるってなにかに書いてたけど、
非常に退屈な仕事であると言ってたなあ。
おれには絶対ムリ。





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