劇団ひとり 「初の長編小説も映画化はリアルに考えています」


クイックジャパン (Vol.66)


劇団ひとり初の長編小説「青天の霹靂」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100825-669973.html

お笑いタレント劇団ひとり(33)が、4年半ぶりに書き下ろした小説「青天の霹靂(へきれき)」(幻冬舎)を27日に発売する。06年に出版したデビュー作「陰日向に咲く」は、累計130万部となる大ベストセラーとなり、08年には映画化され話題となった。日の当たらない人々を取り上げた5作の短編集だったが、今作は構想と執筆期間それぞれに約1年をかけた長編作品だ。

劇団ひとり初の長編「青天の霹靂」は以下のような内容らしい。

青天の霹靂

浅草を舞台に、学歴も金も、恋人もいない35歳の主人公・晴夫が、唯一得意なマジックを通じて出会う、人生の軌跡を描く。


前作が大ヒットだけに、ひとりは「プレッシャーはもちろんありました。前は売れすぎ」と苦笑いしながらも「幻冬舎さんから『次も書いて下さい』と言われるくらい売れたら御の字。映画化はリアルに考えています」と自信をみせる。

元々活字の人間じゃないだけに、当然映画化も考えてるのだろうね。構想を練る段階においても、アイディアは映像によって沸いて出てきていたのだろうと想像に難くない。


仕事以外は、本を書いたり、読んだりすることに費やし、毎日少しずつ執筆活動に打ち込んだ。マジックバーや浅草に足を運び、取材も重ねたという。「緻密(ちみつ)に構想を練っても、いざ書き出すとつじつまが合わなくて苦労しました。想像が徐々に輪郭を持ち始めて、ひとつの世界が出来上がっていく過程が楽しい」。芸人作家は生みの苦しみも伴うが、やめられそうもない。

ちゃんと取材などもしてるようで、作家さんらしくて良いと思う。



ちなみに、前作「陰日向に咲く」は一応僕も文庫になってから読んでみました。はっきり言って彼の描く文体が気に入らなくてあんまり良いとは思わなかったんだけど、まあ一般受けしそうな内容であったのは確かかもしれない(あまり小説を読まない人でも楽しめるという意味で)


今回もテイストとしては同じような感じだと思うので、そこそこ売れるんじゃないだろうか。ただ、「劇団ひとり」という名で買う読者が“長編小説”を最後まで読み切れるかが不安な点かも。






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