梗概がおもしろい=本編もおもしろい


ダブル・プロット (講談社文庫)



256 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/27(日) 08:31:37.17 ID:?
梗概がおもしろい=本編もおもしろい。

下読みがよく言うこの法則は、本当に当てはまっているのかね。
それとも都市伝説か。


259 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/27(日) 16:49:13.24 ID:?
>>256
ジャンルによるけど、ミステリーなら間違ってないと思うよ。
ミステリーは肉付け(演出)よりも、骨格(ストーリー、プロット)が重視されるから。

純文学ならともかく、ミステリーは梗概でつまらなかったら、本編もつまらないものは多いと思う。


261 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 00:02:12.20 ID:?
梗概がおもしろいって、どんな書き方すればいいんだろう。

262 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 00:31:28.90 ID:?
先に面白い梗概を書いてから、本文を書いてみればどうだい

264 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 08:00:53.00 ID:?
ミステリーは文章力よりもアイデアだよね。
冒頭がすべてではないだろうけど梗概に後でおもしろくなりそうな筋が無ければね。
アガサ・クリスティーなんか、正式な教育を受けてないせいで原稿はスペルミスだらけだったようだからね。
誤字脱字を凌駕するアイデアがあれば、文章力も語彙力も誤字脱字も小さな勘違いもどうでもいいんだろう。
クリスティーは名作で大きな勘違いもしてるし。


266 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 09:58:44.24 ID:?
一読者としては、圧倒的に面白ければ細かい瑕疵は編集が何とかしてやれと思う
面白いのが読みたいんだ


267 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 10:14:28.36 ID:?
そりゃ、ミステリーは構成がしっかりしてないとダメだよw
ポエムや少年漫画みたいなキャラクター小説じゃないんだから。

なんかスレを見ても2週間で書き上げたとか、1ヶ月で書き上げたとか書いてる人もいるみたいだけど、
勢いで書けばおもしろくなるもんじゃないよ。
もっと時間をかけて練りこんだほうがいい。

ミステリーはいわば建築だよ。土台、壁材、屋根、間取り、さまざまな点をしっかり構造計算しないと。
練り込みの深さも評価の対象になるんだから。
センスだけじゃなくって、構成力、計算能力が必要だ。
もちろんセンスも重要だけども、それだけじゃダメっていう意味で。

まずしっかりした梗概を作って、その梗概に肉付けしていく形が正攻法だと思うよ。


271 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 23:18:09.42 ID:?
>>267
良いこと言うねえ。
後半はまったく俺もそう思っているよ。
でもある意味特殊だよね。
まるで職人さんの世界のようだ。

272 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/28(月) 23:59:30.69 ID:?
>>267
ミステリーでもキャラクター小説はありだろう。
「バチスタ」「空中ブランコ」はまさにそうだし、去年の「謎解きはディナーのあとで
もそのくちだけど、見事にミステリーしてるしな。
ただ、乱歩賞にはそれを嫌う空気があるね。東野氏の論評読んでいると特にそれを感じる。
映像化を意識したキャラクターはいらないみたいなね。
別に面白ければなんだっていいと思うけど、変な制約を自ら作っている気がする。

275 :名無し物書き@推敲中?:2011/03/01(火) 01:05:55.01 ID:?
>>267

>まずしっかりした梗概を作って、その梗概に肉付けしていく形が正攻法だと思うよ。

その「しっかりした梗概」のことを「プロット」と呼ぶのではないだろうか。
じっくりと構成を練り上げてから書くのは俺も賛成。ただ、プロットの作り方は
人によって千差万別だよ。俺は俺なりに作り方を編み出して実行している。
時間はかかるが、それをやりだして以来、一次落ちはしなくなった。



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