話の破綻を避けるための方法は昔から3つしかない


マンガの道―私はなぜマンガ家になったのか



341 :作者の都合により名無しです:2009/01/04(日) 08:52:08 id:yPtKMbNK0

私達漫画家は毎回読者の人気投票という「ライブのノリ」を参考に話しの展開を変え、
登場人物を変え、ヒドイ場合には「最初の設定や主人公の存在」すら変えさせられてしまう訓練を、
新人の原稿持ち込み時代から今に至るまで延々と続けて来ているのです。
ですから多少の妥協や読者への媚びなどは漫画家にとっては朝飯前の技術なのですが、
さすがにこの「いい加減さ」による「話の破綻」だけは避けられないリスクとして確実に何時までも付きまとい続けます。

そしてこの話の破綻を避けるための方法は昔から三つしか無く、
一つ目は「作者取材の為一時休載」であり、
二つ目の方法は「何人かのゴーストライターが漫画家や編集者の代わりに知恵を絞る」であり、
最後の三つ目は最近では最も多い「絶対に話の展開を先に進めない」ことなのです。
例をあげれば、一は月刊誌に多く、二は週刊誌に多く、三は週刊誌の人気漫画の大半がこのやり方で連載をしのいでいます。






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