第145回芥川賞・直木賞の受賞作決定


http://sankei.jp.msn.com/life/photos/110714/art11071420300003-p1.htm


第145回芥川賞は1年半ぶり「該当者なし」 直木賞池井戸潤氏『下町ロケット
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000334-oric-ent

日本文学振興会は14日、「第145回芥川賞直木賞平成23年度上半期)」の選考会を都内で開いた。芥川賞は第142回(2009年下半期)以来、1年半ぶりに該当者なし、直木賞は過去2回ノミネートされた池井戸潤氏『下町ロケット』が選出された。贈呈式は8月中旬、都内で行われる予定。


芥川龍之介賞

該当作なし




直木三十五賞


下町ロケット





直木賞池井戸潤さんの「下町ロケット」 芥川賞は受賞者なし
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110714/art11071420300003-n1.htm

 直木賞選考委員の伊集院静さんは、「(過去に候補となった池井戸さんの作品から)一貫して姿勢を変えていない。読み物としておもしろいし、読後感が爽快だ。今まで人間が書けていないといわれてきたが、今回はそういう意見が出なかった」と講評。
 東日本大震災の影響についても触れ、「『こういうときだからこそ作品で扱われているような中小企業を盛り上げるべきだ』という意見や『落ち込んだ中小企業を救済するいい作品である』という意見も出た」と、他の選考委員の声も紹介した。

一方、芥川賞選考委員の山田詠美さんは「該当作なし」の理由について、「一生懸命いいところを見つけようとしたが、投票で過半数に達する作品がなかった」と説明。「前回(144回)があまりにすばらしかったので、今回は印象がうすいと感じた。出す方向で議論を重ねたが、以前に落とされた作品のことを考えると、今回は出すことはできなかった」と残念そうに話した。


掲示板上で芥川賞の該当作なしを予想していた人がちらほらいたので、今回それほど驚きはなかったなぁ。山田詠美が言っている「前回(144回)があまりにすばらしかった」というのは、話題性という意味も多分に含まれているのだろうね。





【関連記事】


→「本読みのスキャット!」TOPページへ