芥川の小説のすごいのは、文章が絵画的にいいことだと思う
- 769 :吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 15:47:19.68 ID:?
- 芥川の小説のすごいのは、
文章が絵画的にいいことだと思う。
この人は絵画や、ものの美、よさが分かった。
彫刻家や画家の眼を持ってた。非言語的に、良く分かった。
感覚の鮮明さ。センテンスのどこをとっても。
それが在る。デザイン的に、美術的に、良い。
象徴という以前に、物質それ自体としてとてもよく分かった。
白樺派とか志賀直哉も分かったようだし
この時代はそういう人が多かったようだ。
しかし、芥川龍之介が一番よく分かったし好きだったのでないかと思う。
芥川の小説は、人物描写が、出てこない。
同時代の人には書評を読んだところそんなに受け入れられてなかったと思う。
しかし美術的にすぐれてるというのなら画家の文章はもっとよく彼より伝えるはずだが
そこが、やっぱり、この人ってのは文章の人だし、詩人なんだな。
- 770 :吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 15:51:36.11 ID:?
- 芥川は確かに独創的だった。
- 772 :吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 15:58:25.93 ID:?
- 芥川のセンテンスの一個一個が、
ものの、不思議さとか面白さが
とてもよく伝わってくる。
そこが良い。
- 775 :吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 16:08:08.28 ID:?
- 見る眼が、画家とか、良い目利きのもんなんだよな。
それより良かったかも知れないけど。
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