なんで叙述トリックとか夢落ちって叩かれるの?


探偵小説と叙述トリック (ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?) (キイ・ライブラリー)



1 :名無しの犯人:2010/12/03(金) 12:06:56 id:mVFctcCU
オモシロかったらそれでよくない?

2 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 12:57:48 id:mlWlbWeX
え?叩かれてたっけ?

4 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 14:42:51 id:cD2jVlsD
叙述トリックや夢落ちだから叩かれてるんじゃなく
能力のない作家が叙述や夢落ちを安易に使って駄作を書くことが多いんじゃないか?


5 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 14:57:37 ID:2Q0jOIko
叙述トリックの場合、多くは隠すことで成り立ってるからね。
実はこの人女性でしたとか。

推理小説って『これですべての手がかりは明らかにされました。
あなたは事件の真相を見破れるかな?』というのが
ひとつのパターンだからね。

そういう展開が好きな人にとっては、
『実は××だったというサプライズを仕掛ける』タイプの
作品は趣味に合わないんじゃない?

叙述トリックって、隠そうとするあまり
すごいのあるからねえ。『この描写で
実は女性でしたと言われても納得できない』とか
『実は××でした? そんなの気付くわけないだろ』とか。

6 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 15:11:32 id:mVFctcCU
>>4
なるほど
まだ駄作に当たったことないからなぁ・・・

>>5
うんうん
でもさ、それって読者が勝手に「推理小説」だと思ってたからガッカリした
ってだけじゃないの?って思うんだよね
叙述や夢落ちは推理小説じゃなくてミステリの範疇かなぁって

7 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 16:06:02 id:D0VvWYuy
叙述トリックは一般的には叩かれないだろ
夢オチはまあ、よほど傑作でない限り叩かれるだろ


11 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 16:41:15 id:WM70+M6a
叙述とかは誰もやらないときにやるからいいわけであって
誰もがやっていて、しかも作品としてヘタレだと叩かれても当然でしょう。
それは別に叙述トリックに限ったことではなくて、
「密室」だとか「孤島」だとか「鉄道」だとかと同様だと思う。

12 :名無しのオプ:2010/12/03(金) 16:52:42 id:mVFctcCU
>>11
だよね
何冊か小説読んでる中で叙述に出会ってびっくりするのが楽しいと思う

尼のレビューとか見ると、叙述の好き嫌いで評価してる人が案外多い
叙述小説を読んじゃったんだから、叙述小説としての評価をしてほしい

21 :名無しのオプ:2010/12/06(月) 01:55:23 id:chDB5F3M
叙述は作者のドヤ顔が透けて見えるんでしょう

23 :名無しのオプ:2010/12/06(月) 09:20:55 ID:/6h5CvBm
中町信とか折原一とか道尾秀介とかネタばれするまでもなく
叙述であることがその作家の前提になっているくらいに
叙述トリックばかり書く作家はすぐに糞つまらなくなるような気がする
叙述トリックに頼っていたせいでロジカルなミステリー的なトリックなんて思いつけないし、
叙述トリックもある程度パターンが出てしまうともう使えなくなるからな


24 :名無しのオプ:2010/12/06(月) 11:32:56 id:EYf82Oqr
もはや本に本物の毒を塗るとか、毒ガスを噴き出させるとか
そういう時代だな。

29 :名無しのオプ:2010/12/26(日) 17:34:20 id:tSDgRvMb
読んでいて、作品との距離を感じません? 叙述トリックって。
『美しい少女だけど、実は心の中に闇を持つ殺人鬼だった』というのと、『美しい少女のような描写だけど、それが叙述トリック。実は三十代のオジサン』……こうすると、登場人物への感情移入がなんかこう、ね。

それともうひとつ、「ミステリ・ジョッキー2」という本から、有栖川さんの言葉。『たとえば、クイーンの国名シリーズのクライマックスでは、名探偵が関係者を集めて、このなかに犯人がいる、と告げますね。
すると、あたかも自分がその場に居合わせ、末席で聞いてるような感情にとらわれるわけですよ。犯人がだんだん絞られてきて、「こうだから犯人だ」と言った瞬間に、一同がどよめく。


30 :名無しのオプ:2010/12/26(日) 17:35:22 id:tSDgRvMb
(続き)思いがけない推理、思いがけない真相があぶり出されて、みんながショックを受ける瞬間を作中人物らと共有する快感がそこにはある。
 叙述トリック作品にはそれがない。読者はそこまで作者が手の込んだ仕掛けを施して騙してたんだ、と驚くけれど、
作中人物の驚きがないのがなんかあっさりしてるなと思えてしまう。』


35 :名無しのオプ:2011/01/17(月) 17:29:34 id:cuWxxrKy
叙述トリックのやつって映像化しにくいだろうね。

36 :名無しのオプ:2011/01/17(月) 18:15:48 id:K87T4Moz
だからこそいいんだと思うよ。

叙述に限らずやたらメタ展開にしたがる人っているけど
それにあまり必然性がなくて作者の単なるお遊びだと感じる場合も多い。
メフィスト賞の選考会でもそんなことが言われてたね。

42 :名無しのオプ:2011/02/11(金) 10:14:27 id:DaF8VX/9
叙述トリックなんて悪ふざけだよな。
嫌いな人が嫌いなのは当然だし、
嫌なら読まなければいいというならネタバレを許容する必要が出てくる。
実際にはネタバレを許さないことが殆どなわけで、
それなら逆にネタバレされても(=叙述トリックの魅力を差し引いても)代金分の価値があるだけの作品じゃないといけないと思う。

44 :名無しのオプ:2011/02/15(火) 23:45:21 ID:90S+nBgV
>>42
それは同感
叙述トリックだと知っただけで読む価値なくなるような作品はそれまででしかないと思う

45 :名無しのオプ:2011/02/16(水) 01:01:51 ID:6+AHwNDi
>>44
バラし方にもよるとは思うけどけど同感。

叙述だと分かって読んでも 騙される
あるいは
叙述だと分かって読んで、騙されはしないけど、でもトリックに感心させられる
などであってほしいね。

トリックは騙される楽しみの他に、その仕掛けの見事さを観賞する楽しみもあると思うし。
やり方を知ってる手品でも、巧妙なマジシャンが演じれば感動モノだったりするしね。


46 :名無しのオプ:2011/02/24(木) 14:31:40.66 id:bblmdWF9
仕掛けの見事さが楽しめるからと言って、
騙される楽しみを奪ってもよい理由にはならんけどね。

48 :名無しのオプ:2011/02/25(金) 01:31:02.48 ID:8xV+05NT
叙述トリックの意外性が最大の魅力であっても良いが、
唯一の魅力であってはいけないという話だからね。

最大の魅力を奪うことを正当化する理屈には全くならない。

50 :名無しのオプ:2011/05/22(日) 13:48:13.32 id:p9D3gq1N
叙述トリックは賛否両論あるが夢オチはダメだろ
逃げとしか思えん

53 :名無しのオプ:2011/05/23(月) 20:18:29.56 id:JVI+770X
トリック以外に最後まで読ませる要素がある作品ならどんなトリックでも楽しいがな
要はどこに評価の重きを置くか


69 :名無しのオプ:2011/10/28(金) 22:59:46.35 ID:2GG9pCSg
美少女かと思ってたらオッサンでした = 悪い叙述トリック
オッサンかと思ってたら美少女でした = 良い叙述トリック






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