第146回芥川賞・直木賞の候補作発表
第146回『芥川賞・直木賞』候補11作決まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000347-oric-ent
通算5度目のノミネートとなった芥川賞候補・田中慎弥氏と、直木賞候補・恩田陸氏(左)
日本文学振興会は6日、第146回芥川賞・直木賞(平成23年度下半期)の候補作を発表した。芥川龍之介賞候補には、5度目のノミネートを果たした田中慎弥氏の『共喰い』など全5作。直木三十五賞候補には、葉室麟氏の時代小説『蜩ノ記』、すでに数々の文学賞を受賞している恩田陸氏のミステリー『夢違』、また真山仁氏が地震と原発事故を背景に“原子力政権”を描いた社会派『コラプティオ』 と幅広いジャンルから全6作を選出。受賞作を決める選考会は17日、今回も東京・築地「新喜楽」にて行われる。
芥川賞候補作は「バカみたいな作品ばかり」 選考委員の石原都知事
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120106/art12010617100001-n1.htm
石原知事は「(作品に)心と身体、心身性といったものが感じられない」と指摘。「見事な『つくりごと』でも結構ですが、本物の、英語で言うならジェニュイン(正真正銘)なものがない」と述べた。石原知事は昨年11月の会見でも「みんなマーケティングで、同じ小説家がくるくる違うことを書く。観念というか、自分の感性でとらえた主題を一生追いかけていくのが芸術家だと思う」などと語っていた。
第146回の芥川賞候補作は6日付で発表され、17日に選考委員会が開かれるが、石原知事は「苦労して読んでますけど、バカみたいな作品ばっかりだよ」とぼやくように話した。
〈芥川龍之介賞 候補作品〉
〈直木三十五賞 候補作品〉
- 伊東潤『城を噛ませた男』(光文社)
- 歌野昌午『春から夏、やがて冬』(文藝春秋)
- 恩田陸『夢違』(角川書店)
- 桜木紫乃『ラブレス』(新潮社)
- 葉室麟『蜩ノ記』(祥伝社)
- 真山仁『コラプティオ』(文藝春秋)
久しぶりに恩田陸が候補になっているみたいだね。いいかげん彼女に受賞してもらいたいなぁ、ファンとしては。コンスタントに一定レベルの作品を発表し続けているという点でも申し分ないと思うんだけど。
ただ作品の内容というのを考えると、前回のように3.11のことなどを鑑みて真山仁あたりが有力という感じなんだろうか?
>1/17追記
第146回芥川賞・直木賞の受賞作決定
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