ある村に、トムというちょっと頭の弱そうな少年がいた
ある村に、トムというちょっと頭の弱そうな少年がいた。
周りの大人たちは、しょっちゅう次のような遊びをしてトムをからかっていた。
10セント硬貨と50セント硬貨を見せ、好きなほうを取ってみなと言う。
するとトムは、決まって10セントの方を選ぶのだった。
大人たちはそれがおかしくて、何度もそれを繰り返してはトムを笑いものにした。
ある日それを見かねて、となりの家のジョンはがトムに話しかけてみた。
「トム、君は10セントと50セント、どっちが得か分からないの?」
「知ってるよ。50セントのほうが得なんでしょ」
それを聞いてジョンは驚いた。
「じゃあ何で君は、いつも10セントを選ぶんだい?馬鹿にされるだけじゃないか」
「だって僕がそっちを選んでる限り、いつまでも10セントもらえるじゃない!」
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