【ネタバレ】『カラマーゾフの妹』の評判
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1342417995
カラマーゾフの妹、読んだ。かなり難しい、と感じた。
結局、著者に強く書きたいものがあって、それを表わす筆力があれば受賞するってことなのかな。
正直自分には合わない。最後まで読むのが苦痛。語り手がいる設定で、かつ視点移動が頻繁なせいか、
登場人物への感情移入はほとんどできない。何かの解説書を物語風に変えて読まされている感じ。
あとねえ、よくわからない部分が多いんだよ。たとえば「答えはただ一つなのだ。ホームズ氏なら
言うだろう。全ての不可能を取り除いたあとに残るのは、どれほど信じ難くともそれが真実だ、と」
これがシャーロック・ホームズのことだとわかるのに数秒かかる(ちがってたりしてw)。そんな登場人物いたっけ、って思う。
なぜ、唐突に出てくるのかも自分にはわからない。わかる人はいるのかもしれないが。パロディと言ってくれるのなら
わかるけどね。良い点は、この人カラマーゾフが好きなんだな、ってのが伝わってくること。
結局、著者に強く書きたいものがあって、それを表わす筆力があれば受賞するってことなのかな。
正直自分には合わない。最後まで読むのが苦痛。語り手がいる設定で、かつ視点移動が頻繁なせいか、
登場人物への感情移入はほとんどできない。何かの解説書を物語風に変えて読まされている感じ。
あとねえ、よくわからない部分が多いんだよ。たとえば「答えはただ一つなのだ。ホームズ氏なら
言うだろう。全ての不可能を取り除いたあとに残るのは、どれほど信じ難くともそれが真実だ、と」
これがシャーロック・ホームズのことだとわかるのに数秒かかる(ちがってたりしてw)。そんな登場人物いたっけ、って思う。
なぜ、唐突に出てくるのかも自分にはわからない。わかる人はいるのかもしれないが。パロディと言ってくれるのなら
わかるけどね。良い点は、この人カラマーゾフが好きなんだな、ってのが伝わってくること。
皆さんにお尋ねしたいのですが、
>ホームズ氏なら 言うだろう。全ての不可能を取り除いたあとに残るのは、どれほど〜
1.これ、知らない人どのぐらいいます。
2.この手の超有名な台詞を引用したりした場合、説明は必要だとおもいますか?
けして241さんを批判したり馬鹿にしたりしている訳ではないのでよろしくお願いします。
>ホームズ氏なら 言うだろう。全ての不可能を取り除いたあとに残るのは、どれほど〜
1.これ、知らない人どのぐらいいます。
2.この手の超有名な台詞を引用したりした場合、説明は必要だとおもいますか?
けして241さんを批判したり馬鹿にしたりしている訳ではないのでよろしくお願いします。
>>241
レス有り難う。
まず、私が知りたかった理由は、自作の中にこういった引用するつもりなので知りたかったんですよ。
どの位の人が知っているのか、そして解説が必要か否か?
241さんは、知っていたわけですね。
>1887年当時ね。
だとすると緋色の研究が1887年(wiki調べ)と言うことなので作中人物が知っているのは難しいよね。
他の皆さんはどうです?
レス有り難う。
まず、私が知りたかった理由は、自作の中にこういった引用するつもりなので知りたかったんですよ。
どの位の人が知っているのか、そして解説が必要か否か?
241さんは、知っていたわけですね。
>1887年当時ね。
だとすると緋色の研究が1887年(wiki調べ)と言うことなので作中人物が知っているのは難しいよね。
他の皆さんはどうです?
これは原作に相当思い入れがないと感情移入むずかしい
なんでこんなもん選んだのかな
今野ってえらいな
ちょっと見直した
なんでこんなもん選んだのかな
今野ってえらいな
ちょっと見直した
どの大学を出ようが、作品に引き込む力がなきゃ、ただの自己満足ウンチク論文に過ぎないな。
暑いせいももあってか、2ページ読むと睡魔に襲われる。
クーラーのきいた部屋でも睡魔に襲われる。
買ってきてから4日かけてとうとう8ページまで読み進んだが、
最初の方で何が書いてあったのかわからなくなった。
それで、また最初から読み直し始めたが、2ページ読むと
また睡魔に襲われる。
最初の方で何が書いてあったのかわからなくなった。
それで、また最初から読み直し始めたが、2ページ読むと
また睡魔に襲われる。
お前ら、本当は面白いけど悔しいからつまらんとか言ってんだろ?
読んでみろって。1ページの中に横文字の人物の名前(しかも呼び方が違う)が8人とか出てくるんだぞ。
文章下手なわけじゃないんだけど、どうしてこうも頭の中に入ってこないのか分析したいぐらい。
おれもこういう感じの文章書くことある。
文章下手なわけじゃないんだけど、どうしてこうも頭の中に入ってこないのか分析したいぐらい。
おれもこういう感じの文章書くことある。
大作のオマージュ、堅い文章、プロ作家、ロシア文学、小難しい、執筆期間が数年
こういうことを聞かされると、面白さを理解できないのは自分のレベルが低いせいだと思いがち
単純に評価できなくなり、「質は高いんだろうが」と前置きを入れないと不安になる
しかし、本当にそうだろうか
こういうことを聞かされると、面白さを理解できないのは自分のレベルが低いせいだと思いがち
単純に評価できなくなり、「質は高いんだろうが」と前置きを入れないと不安になる
しかし、本当にそうだろうか
「カラマーゾフの妹」読了
原典未読の感想です。
まったく楽しめない。というより、原典を読んでないと入り込めません。
帯にある、「あの世界文学の金字塔には真犯人がいる」という文言がすべてを語っています。
原典にあった事件の13年後の謎解きだから、未読の者には瑕疵の指摘すらできないと思います。
謎の提示部分が原典にあるので、ミステリとして完成されているとはいえないと思います。(原典のダイジェストは書かれてますが、細部まではないので)
真相も、「なんじゃこりゃ」的なもの。(ネタバレなので書きませんが)
語り手が随所に顔を出して解説したり、いきなりの視点移動、会話文の改行の嵐など、どうも感情移入できない。
もちろん登場人物の名前と愛称もそうです。(まあ、これは仕方ないと思うのですが)
ただ、この本をけなすと知的水準が低いと思われるので、知識人は持ち上げるでしょう。なんといっても名作の続編ですし、かなり細部に亘り忠実に再現しているようですから。
原典のファンなら「凄く面白い」というのも頷けます。
この本の唯一の評価すべき点は、巻末の今野敏の選評ですね。(現代7月号や推協のHPにもありますが)
他人の創作物に頼るのは、公募の新人賞(ましてや、江戸川乱歩賞)として、やはり違うと思うのです。
かなり昔の乱歩賞の選評にある、「実際の事件を題材にしているので、創作物としてどうか」ということで落選した作品を思い出します。
原典未読の感想です。
まったく楽しめない。というより、原典を読んでないと入り込めません。
帯にある、「あの世界文学の金字塔には真犯人がいる」という文言がすべてを語っています。
原典にあった事件の13年後の謎解きだから、未読の者には瑕疵の指摘すらできないと思います。
謎の提示部分が原典にあるので、ミステリとして完成されているとはいえないと思います。(原典のダイジェストは書かれてますが、細部まではないので)
真相も、「なんじゃこりゃ」的なもの。(ネタバレなので書きませんが)
語り手が随所に顔を出して解説したり、いきなりの視点移動、会話文の改行の嵐など、どうも感情移入できない。
もちろん登場人物の名前と愛称もそうです。(まあ、これは仕方ないと思うのですが)
ただ、この本をけなすと知的水準が低いと思われるので、知識人は持ち上げるでしょう。なんといっても名作の続編ですし、かなり細部に亘り忠実に再現しているようですから。
原典のファンなら「凄く面白い」というのも頷けます。
この本の唯一の評価すべき点は、巻末の今野敏の選評ですね。(現代7月号や推協のHPにもありますが)
他人の創作物に頼るのは、公募の新人賞(ましてや、江戸川乱歩賞)として、やはり違うと思うのです。
かなり昔の乱歩賞の選評にある、「実際の事件を題材にしているので、創作物としてどうか」ということで落選した作品を思い出します。
俺も今読み終わったよ。
発売日に買ったけど、仕事の合間にちょびちょび読んでたから時間がかかってしまった。
感想を言えば、まあ面白かったよ。料金分は楽しめた。
でも、これは小説じゃないね。
上で言ってた人もいるけど、あくまで解説本だよ。それをドラマ仕立てにした。
よく歴史謎解きミステリードラマとかあるでしょ。本能寺の変の真相とか、3億円事件の真相、JFK暗殺の
真犯人を追えとか。あんな感じだよ。
一作の小説としては、続編という建前だから当たり前だけど、完成してない。というか無駄が多い。
突っ込みどころは大量にあるといっていい。
続編だからということに甘えすぎなような気がする。
いきなり登場する前作のキャラが多すぎて誰が誰やらわからない。巻頭に登場人物表が載っている
意味がわかった。
あれがないと読者はついてこれない。おまけに、あだ名でも呼び合うから、かなり苦労する。
発売日に買ったけど、仕事の合間にちょびちょび読んでたから時間がかかってしまった。
感想を言えば、まあ面白かったよ。料金分は楽しめた。
でも、これは小説じゃないね。
上で言ってた人もいるけど、あくまで解説本だよ。それをドラマ仕立てにした。
よく歴史謎解きミステリードラマとかあるでしょ。本能寺の変の真相とか、3億円事件の真相、JFK暗殺の
真犯人を追えとか。あんな感じだよ。
一作の小説としては、続編という建前だから当たり前だけど、完成してない。というか無駄が多い。
突っ込みどころは大量にあるといっていい。
続編だからということに甘えすぎなような気がする。
いきなり登場する前作のキャラが多すぎて誰が誰やらわからない。巻頭に登場人物表が載っている
意味がわかった。
あれがないと読者はついてこれない。おまけに、あだ名でも呼び合うから、かなり苦労する。
この作品は小説風カラマーゾフ解読本と読めば面白いけど、小説家としての高野史緒の実力は未知数。
あくまでもドストエフスキーの権威に便乗したものだ。
高野史緒のセンスや作家性というものは感じられない。文章も平凡。キャラの掘り下げは適当なぐらい。
あれが前作のテイストなのかも知れんけど。小説として、どのキャラにも感情移入はできない。
藤原伊織の圧倒的な文章力とキャラ立て能力、高野和明・薬丸岳のような緻密で丁寧なストーリー構成、
福井晴敏の圧倒的なハッタリ設定と薀蓄、そんな作家性は感じなかった。
この作品を読んでも、「カラマーゾフの妹」という作品のファンはできても、高野史緒という作家のファンは
あんまり生まれないんじゃないの?
高野史緒の他の作品を読みたいとは思わせなかった。
ラストシーンのアレクセイが星を見つめる描写はなかなか上手だったが。
ただ乱歩賞受賞ということについてはそんなに異議はない。他の最終候補策を読んでいないので
はっきりとはいえないが。
古典の続編を書くというアイデアはいいし、「パロディはダメ」と一蹴される可能性もあるのにそれを
投稿した勝負度胸は評価できる。リスクのある挑戦だった。
ある意味、高野史緒は賭けに勝ったと言えると思う。そのギャンブラー精神に対する敬意だ。
あくまでもドストエフスキーの権威に便乗したものだ。
高野史緒のセンスや作家性というものは感じられない。文章も平凡。キャラの掘り下げは適当なぐらい。
あれが前作のテイストなのかも知れんけど。小説として、どのキャラにも感情移入はできない。
藤原伊織の圧倒的な文章力とキャラ立て能力、高野和明・薬丸岳のような緻密で丁寧なストーリー構成、
福井晴敏の圧倒的なハッタリ設定と薀蓄、そんな作家性は感じなかった。
この作品を読んでも、「カラマーゾフの妹」という作品のファンはできても、高野史緒という作家のファンは
あんまり生まれないんじゃないの?
高野史緒の他の作品を読みたいとは思わせなかった。
ラストシーンのアレクセイが星を見つめる描写はなかなか上手だったが。
ただ乱歩賞受賞ということについてはそんなに異議はない。他の最終候補策を読んでいないので
はっきりとはいえないが。
古典の続編を書くというアイデアはいいし、「パロディはダメ」と一蹴される可能性もあるのにそれを
投稿した勝負度胸は評価できる。リスクのある挑戦だった。
ある意味、高野史緒は賭けに勝ったと言えると思う。そのギャンブラー精神に対する敬意だ。
一応、内容の突っ込みどころだが、情け容赦なくネタばれいくよ。見たくない人はこのレスあぼーん。
(以下ネタばれ注意)
そもそも、タイトルにもなっている妹の存在意義がない。妹が成長して出てくるのかと思ったが、
赤ちゃんの段階で死んでしまう。本筋とはまったく絡んでいない。
イワン・カラマーゾフが多重人格だから、だからなんだという感じだ。前作のイワンの異常性の
伏線処理としては必要な設定なのだろうが、続編しか読んでない人間には何のことやらわからない。
「大審問官の人格って、何?」って感じ。「悪魔」人格はどこ行った?
途中に出てくる、巨大計算機とかまったく意味はない。そもそも当時にこんなもの作れるのか?
巨大ロケットとか作れるのか? そもそも暗殺手段としてそんな大規模なものが有効なのか?
アレクセイが最後、重度障害者になるが、なんか意味あるのか? カラマーゾフにとって大事なオチ
なのか?
ちなみに父親殺しの真犯人は、アレクセイ。あっさりイワンに自供する。いままで自白しなかったのは、
聞かれなかったかららしい。裁判を間近に見ているのにずっとだまってるなんて、そんなのあり?
(ネタばれ終わり)
(以下ネタばれ注意)
そもそも、タイトルにもなっている妹の存在意義がない。妹が成長して出てくるのかと思ったが、
赤ちゃんの段階で死んでしまう。本筋とはまったく絡んでいない。
イワン・カラマーゾフが多重人格だから、だからなんだという感じだ。前作のイワンの異常性の
伏線処理としては必要な設定なのだろうが、続編しか読んでない人間には何のことやらわからない。
「大審問官の人格って、何?」って感じ。「悪魔」人格はどこ行った?
途中に出てくる、巨大計算機とかまったく意味はない。そもそも当時にこんなもの作れるのか?
巨大ロケットとか作れるのか? そもそも暗殺手段としてそんな大規模なものが有効なのか?
アレクセイが最後、重度障害者になるが、なんか意味あるのか? カラマーゾフにとって大事なオチ
なのか?
ちなみに父親殺しの真犯人は、アレクセイ。あっさりイワンに自供する。いままで自白しなかったのは、
聞かれなかったかららしい。裁判を間近に見ているのにずっとだまってるなんて、そんなのあり?
(ネタばれ終わり)
つまらなくはないが、終始違和感が付きまとう。
誰かも書いていたが、作家性というものがまったく見えないし、既存小説に寄りかかり過ぎと感じる。
小説とは思えない。
プロなら、続編として普通に出版すればよかっただろう。
今野さんの意見に同意としか言いようがないな。
誰かも書いていたが、作家性というものがまったく見えないし、既存小説に寄りかかり過ぎと感じる。
小説とは思えない。
プロなら、続編として普通に出版すればよかっただろう。
今野さんの意見に同意としか言いようがないな。
原作を消化し切れてない印象
と言うか、真似の域を出ていない
作者独自の物語性が感じられないから、感心するだけで終わる
すごく勉強して調べたんだな、みたいな
と言うか、真似の域を出ていない
作者独自の物語性が感じられないから、感心するだけで終わる
すごく勉強して調べたんだな、みたいな
小説は他人のレビューや感想に惑わされず、自分で読んで判断する派なんですけど、
”物書き”目線で否定的な感想がこれだけ多いと、初めて受賞作を買う気が沸いてこない。
オリジナルの小説ならどんな作品で誰が何を言っていても迷わず買うんですけど……。
”物書き”目線で否定的な感想がこれだけ多いと、初めて受賞作を買う気が沸いてこない。
オリジナルの小説ならどんな作品で誰が何を言っていても迷わず買うんですけど……。
受賞作のちゃんとした評価が知りたかったら、
書評の専門サイトでも見に行くことだな。
ここは一応、応募者(自己申告)のスレなわけだし、
こういうところでは、嫉妬や怨念でしか受賞作を
語らない。
せめて苦節何年型のワナビが受賞したなら、生温かく
むかえられるが、今年のように、受賞者がプロであり、
過去の名作へのオマージュでは叩かれるしかない。
書評の専門サイトでも見に行くことだな。
ここは一応、応募者(自己申告)のスレなわけだし、
こういうところでは、嫉妬や怨念でしか受賞作を
語らない。
せめて苦節何年型のワナビが受賞したなら、生温かく
むかえられるが、今年のように、受賞者がプロであり、
過去の名作へのオマージュでは叩かれるしかない。
書評の専門サイトw
ここよりレベルが低いわけだが。
自分で読み自分で納得すればいいだけだ。
なぜそんなに世間が気になるのか。
面白いか否かの判断基準こそ千差万別だろう。
ここよりレベルが低いわけだが。
自分で読み自分で納得すればいいだけだ。
なぜそんなに世間が気になるのか。
面白いか否かの判断基準こそ千差万別だろう。
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