おそらく、弥生以降最も温暖だった平安時代の気温と、今(21世紀初頭)がほぼ同じくらいだと思う


平安の春 (講談社学術文庫)


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1347104769

61 :名無し物書き@推敲中?2012/09/23(日) 21:28:00.77

おそらく、弥生以降最も温暖だった、平安時代の気温と、今(21世紀初頭)がほぼ同じくらいだと思う。
京都におけるヤマザクラの開花日が、平安期の文献と現在で、傾向的にほぼ一致。
(平安期の記録は、もちろんグレゴリオ暦相当日に換算して比較する)
昭和中期には、「平安期は桜の開花が早かった」と言われていたのに。

今の気象歳時記は、江戸期の近世文化よりも、平安期の王朝文化のそれのほうが、よく合うようになっている。
旧暦は、太陽暦換算で年により1ヶ月近く前後にブレることを考慮しても、
西行法師が「花(桜=ヤマザクラ)の下にて我死なむ、春如月の望月の頃(旧暦2月15日)」と詠ったが、
今の近畿中部では、旧暦2月15日にヤマザクラが咲くことは、珍しいことではなくなった。
代わりに、江戸期の文化である「桃の節句(旧暦3月3日)に桃の花で雛人形を飾る」という風習に対しては、
すでに旧暦3月3日には、東京でハナモモが散っていることが普通になってしまっている。





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