ノンフィクション作家は、小説家にネタを提供するために命を張って直接取材をしているわけではない
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1298199955/
@yaono_torakichi
身を削り命を削り、現場で汗を流したり重い口を開かせたり、話の裏をとるために関係者を探し、
膨大な一次資料を集めた渾身のノンフィクションを、いとも気軽にパクってくれる作家がいる。
自分の作品をパクられるのは嫌でも、人の作品をパクるのは平気なのか。こんなのは倒さないといけない。
ノンフィクション作家は、小説家にネタを提供するために命を張って直接取材をしているわけではない。
ほんとうのことを、つくりごとのネタにされてはたまらない。
例えば、門司親徳にも角田和男にも会わずに特攻を語るなど、百年早い。
身を削り命を削り、現場で汗を流したり重い口を開かせたり、話の裏をとるために関係者を探し、
膨大な一次資料を集めた渾身のノンフィクションを、いとも気軽にパクってくれる作家がいる。
自分の作品をパクられるのは嫌でも、人の作品をパクるのは平気なのか。こんなのは倒さないといけない。
ノンフィクション作家は、小説家にネタを提供するために命を張って直接取材をしているわけではない。
ほんとうのことを、つくりごとのネタにされてはたまらない。
例えば、門司親徳にも角田和男にも会わずに特攻を語るなど、百年早い。
百田さんの小説も、多くのノンフィクション作家が文字通り命を削って集めてきた(現に、「参考文献」の中には、「戦艦ミズーリに突入した零戦」ほか、著者が校了後、精魂尽きて亡くなった本も2冊あるのだ)エピソードを拾ってそれらを散りばめ、
オリジナルストーリーを振りかけてまとめていらっしゃるわけだが、許されるのはそこまでだと思う。
当たり前のことだが、ノンフィクション作家は、小説家にネタを提供するために命を張って取材し、書いているのではない。小説でいいのなら、沈黙を守る人になんとか取材に応じてもらうような苦労も、
たった一行の裏をとるために出張したり公文書館に行ったりという手間もまったくいらないわけで、
小説家の方には大変失礼だけれど、こんな楽なことはないだろうと思っている。
オリジナルストーリーを振りかけてまとめていらっしゃるわけだが、許されるのはそこまでだと思う。
当たり前のことだが、ノンフィクション作家は、小説家にネタを提供するために命を張って取材し、書いているのではない。小説でいいのなら、沈黙を守る人になんとか取材に応じてもらうような苦労も、
たった一行の裏をとるために出張したり公文書館に行ったりという手間もまったくいらないわけで、
小説家の方には大変失礼だけれど、こんな楽なことはないだろうと思っている。
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