『わたしを離さないで』豊崎由美&佐藤亜紀評


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1311466322

69 :吾輩は名無しである2012/05/07(月) 21:13:04.01

わたしを離さないで 豊崎
「柴田さんが現時点での最高傑作と言っている。私もそう思う」
「謎解きといったサプライズで読むものじゃない。
悲しみとはどういったものだろう。その深さを描いたもの」
「どこまで感情移入できるか。最大限の成果をあげている」
「恋愛小説としてもたいへん切ない」
「最後、表紙を見ただけで泣けてくる」
「私の上半期のイチオシ」


わたしを離さないで 佐藤評
「日本の市場動向を調査して書いたのかと言うくらいのお涙頂戴ぶりが情けなく」
「受け狙いにちょっとホグワーツ入れて
(寄宿舎の餓鬼どものちまちました交流、ってみんな好きだよな)」
「社会性を持たせるべくクローン技術と臓器移植の問題入れて(ネタバレ、とか言わないように。
最初の四分の一読んで、ははん、と思わないなら、小説なぞ読むのは時間の無駄だ)」
「こんなものを読んで感動したと言えるのは、悲しいお話を読んで泣くことを感動と平気で混同できるど素人だけである。」
「世界が異様なくらいちまちまと狭苦しく、そのちまちました迷路の中を、作者によって鼠並みの知能しか与えられなかった
登場人物が右往左往して可哀想な目に遭う話でも平気な方にはもちろん大いにお勧め」





金の仔牛
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佐藤 亜紀
講談社
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