未来社会や異星社会での医療事情を扱った作品がありましたらご教示ください
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/sf/1356085853/
今は医者が足りないなど問題がたくさんですが
未来社会や異星社会での医療事情を扱った作品がありましたらご教示ください
>>390
イーガン「イェユーカ」(「祈りの海」に収録)
>>390
伊藤計劃「ハーモニー」
geoff ryman"The Child Garden"
>>390
ベガーズ・イン・スペイン(クレス)
>>391-393
具体的なあらすじ、よろ
>>394
ハーモニーは人間の体が社会資本視されて
厳格な健康管理がされている社会の話。
チャイルドガーデンは未訳だが、
ガンの治療法が発見され小さい頃から抗ガン化療法が施される代わりに
人間の寿命が半分になった社会の話。
ナノテクで知識も習得できる代わり精神読み取りによって
集合知性による管理社会が実現している。
ある意味ハーモニーを先取りする内容。
かなり凄い作品なので、英語に抵抗ないならチャレンジしてみて。
ベガーズインスペインは既訳の中篇版のほか
長編の3部作もある。これも長編版のほうがお勧めだから
チャレンジする価値あり。
遺伝子操作によって生まれる赤ん坊の様々な能力を
コントロールできるようになった社会の話。
睡眠を不要とすることで脳のリソースをフル活用できるようになった
天才児たちがいかに凡人に差別されるかを描いてる。
進み過ぎた医療が社会に変革をもたらす話なので
ある意味医療テーマSFでもある
イェユーカは短編だから読んでみてとしかいえない。
イーガンには医療や製薬会社を皮肉する短編がけっこうある。
「万物理論」にもそれ系のエピが入ってたような
>>400
ベガーズインスペインは
>天才児たちがいかに凡人に差別されるかを描いてる。
ここに「え〜?そうはならんだろ〜」って違和感ありすぎてキツかったなぁ…
『万物理論』は冒頭から近未来医療の話だな。
イーガンは脳をどうたらこうたらする話を含めだしたらきりがないが
「適切な愛」「血をわけた姉妹」(『しあわせの理由』)、
「繭」(『祈りの海』)、「エキストラ」(『プランク・ダイヴ』)あたりが医療ものか。
>>402
そんなに激しい悪意に晒されるか?って感じるよね。
ハインラインのラザルス・ロングものも
ある意味医療ものだな。
394は私ではないですが、書き込んでいただいた粗筋も参考になりました
みなさんありがとうございました
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