文芸(ラノベ)作品内のお笑いについて


ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1364399562/

362 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 01:55:47.10 id:pIyS1i+3
文芸作品内のお笑いについてですが
お笑いの原理とは、まず

1,読者に何かを予測させる
2,読者の予測よりもくだらない結末を残す
3,読者は結末の整合性を確認する
4,それまでの予測が壊れたことを理解する
5,それまで自分がかけた期待や緊張がくだらない物に対して、であったことを滑稽に思い、笑う

というものであると思うのだけど、ラノベって元々フィクションだから、予測が外れるのが当たり前だと思うんだ
馬鹿馬鹿しいのが前提で人気が出ている作品には、これでは説明できない
お前ら伊達にワナビやってないだろうから、お笑い原理の正解を知ってる奴が一人でもいると思うんだけど
誰か教えてくれない? もうここまできて簡潔に言っちゃうと、「笑える」って何さ?



363 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 01:57:28.91 ID:2nAo1SCI
>>362
感覚



366 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 02:02:32.99 id:s2lXlLg2
>>362
何を勘違いしてるかわからないけど、文芸もフィクションだけど



370 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 02:30:55.59 id:pIyS1i+3
すまん、現実でのお笑いと、文芸作品のお笑いがごっちゃになってた
俺が言ったのは現実でのお笑いだよ。フィクションとか関係なく、こう考えたわけだけど
これだとフィクション内のお笑いには適応できないよねって話
で、ラノベってギャグ要素はかなり需要高いと思ってるんだけど
お前らはそこら辺に関して、どう思ってんの?



371 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 02:34:01.35 id:h5FmrY3s
>362
原理とか知らなくても書けるもの

無数のパターンがあると思うけど、それ解き明かして何がしたいのさ
「受賞するためにはどんな作品書けばいいんですか?」って質問と変わらん



374 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 02:57:34.19 id:pIyS1i+3
>>371
それっておかしくない?
「毎日死に物狂いで研究しているお笑い芸人が考えるネタと、何も研究してない俺が考えるネタは同等だ」
って言ってるように聞こえるんだけど
いや、君がギャグの天才だと言うのなら仕方ない。それを信じるよ。だけど、一般的に、この主張は乱暴だと思うんだ

俺は「受賞するためにはどんな作品書けばいいんですか?」と聞いているんじゃない
「あなた達は受賞するために、どんな努力をしていますか?」と聞いているんだ
ここはそれを話す場所じゃないの? 創作論めいたことを書き込む場所だと思ってたんだけど
「手の内を明かしたくない」と言うワナビを見たことあるけど、もしそういう考えなら、このスレの存在意義って何さ?



377 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 03:40:11.94 id:h5FmrY3s
>374
というわけで書くだけ書いて送信するか迷ってたレスしてみたけど、
別に手の内明かしたくないってんじゃないよ
ただ笑いに関してはセンスの問題で、
説明してどうにかなるもんじゃねーんじゃねーかなーと
「ここでこれがあーだからこーなって面白い」って理屈で考えてるんじゃないんだよ
いきなり解として「こうだったら面白い!」があるの
もう半ば本能的に

ちなみに笑いの基準は「自分がこんなの見たい」とか「こんなこと起きてたら笑う」っていう
自分さえ面白ければそれで完結してる自己満足的なものでしかないです
笑いについて語るには、少数派の意見かもしれぬ



376 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 03:39:54.27 id:OvqfeBQs
>>374
笑いの原理は「齟齬」にある。人間は常識、固定観念の中で暮らしていて、普段これはこういうものという思いこみを多数持っている。
「AのときはB」という思いこみがあって、かつAを提示されてBにならない状況を見たときに、いやいやそれは違うだろうという感覚が笑いを引き起こす。

「AのときB」にいろいろな物をあてはめてみよう

A:ある人が味方どうしである
B:協力せねばならない。被害を与えてはならない

こういう思いこみがあるわな。これに対しては、Bと逆のこと、味方が味方を攻撃するということを起こせばよい。

バトル物で、ある主人公が第一ヒロインとともに、第二ヒロイン(候補)と対峙している。
第一ヒロインが第二ヒロインに不意打ちをしようとする。それを見た主人公が
「てめーくそ何やってくれてんだ、なめたまねしてんじゃねーぞ」と言いながら、ヒロインをボコる。
そして顔がはれ上がったヒロインをつかみあげて、第二ヒロインに対して「すんませんこいつ〆ましたんで、これで許してくれませんか」と頭下げる。
第二ヒロインドン引き。と。



375 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 03:11:51.43 id:h5FmrY3s
>370
日常的に馬鹿なこと言ったりやったりして
周りを笑わせるの得意な方だった自分の視点で言うと
フィクションにおけるギャグっていうのは
リアルでのコント以上に舞台設定や効果を大きく構えられる世界といった感じ

例えば、お笑いでもオーバーリアクションとかあるけど
その辺で怪我するとか死ぬとか気にせず、
虚構内では怪我も含めていくらでも演出できるわけですよ
「ここでこんなこと起きたら面白くね?」的な思いつきも
現実じゃ不可能なことができちゃう
逆に言えばリアルで笑えることを拡張してるだけっつーか
フィクションだからと言って、読者は
自分の常識の範囲内で読み解こうとするのは変わらないんじゃないですかね
ラノベだからこれは起きて当然、面白くもなんともねー」
って読者はいないとは言わないけど、結構少ないんじゃないかな



385 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 04:36:31.97 id:VXGKUNwV
笑いは教養とセンスだと思ってる
教養ない人は糞おもしろくない一発芸しかできない
教養があっても小島よしおのようにセンスがないと、そんなの関係ねえ、を連発するしかない



387 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 04:50:34.58 ID:7zzlRAZH
笑いを理論で説明できる奴なんていないよ。
笑いのネタというものは、受け手の知識、経験、感覚に依存、
というかそもそもそれを前提にしてネタを組み立ててるんだから、
どう頑張っても笑いの波長が合う(ツボが同じ)としか表現できないし、
絶対にそれなりの数の人間が「面白くない」と反発するものだ。

強いていうなら、世の中の人間の感覚や先入観を統計して多数派を抽出、
そこからネタを考えるって事くらい。やる気があるならどうぞ。
それでも、必ず白ける人間は出るけど。結局は「怖がらない」って事しかアドバイスはない。

まあ、現実にそんな研究する人いない(流動的すぎて追い続けなければいけない=現実的でない)から
「自分の面白いと思った事が、たまたま客の多数派に合った」という
結果だけで成り立っちゃってるわけだが。
そりゃ、センスの一言で片付けざるを得ないわな。



394 :この名無しがすごい!:2013/03/31(日) 09:36:16.74 id:lbIfgtnT
ギャグを書くコツ?
大体こんなものじゃね

・やりすぎ
 お菓子を美味しく作る能力→さらに能力を過剰に使う→お菓子が旨すぎて食べたやつ気絶

・なかったことにする
 僕ら教師は君たちを素晴らしい人材に育てるんだ。今の勉強は辛いだろうけど必ず成果が出るよ!→感動する生徒→ああ今の思い付きな

・勘違い
 このサブヒロインは(強いから)手を出すな→あたしよりその人が大事なの!? とヒロイン→お前には(強さ的に)敵わない→魅力負けしたと思ってヒロイン大泣き

・最後まで言わせない
 中々やるようだな、だがこの俺は一味ちがぶげゴゲッ!

・奇特な趣味
 バトルえんぴつは戦闘用だと本気で思っている主人公→実際に戦闘で使って敵を倒す→やはり戦闘に最適だ

・バカ
 あんたのために能力使いたくない! とヒロイン→1ヶ月部室の掃除をしよう→わーいわーい! 何でもするよあたしっ!




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