『進撃の巨人』諌山創インタビュー(日経エンタメ2013.5)
引用元:http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1364479778/
日経エンタメ 2013.5 諌山 創 インタビュー
すぐに注目してもらえたのはうれしかったものの、評価が高すぎる気がしていました。突然の急な勾配に頭と体が追いつかない感じで。
それが、4巻あたりで周囲の熱も部数も落ち着いて(笑)、今は無理なくできています。
(中略)気持ち悪い巨人を描き続けるうちに、次はロボットが描きたくなったんです。
(主人公)エレンが巨人になった時の姿や鎧の巨人は、ロボットのつもりで描いています。ロボットや武器って、一目見ただけで機能的だと分かることが重要。
その意味で、一番合理的で機能美を備えているのはヒト型なので、ロボットを突き詰めるとヒト型になるんですよ。
こんな風に、描きたいシーンがたくさんあって、それが可能なストーリーや世界にしていくイメージです。
登場人物が怒っていたり、驚いているシーンがまず浮かんで、そこに至るように外堀を埋めていくような感じです。
大体のフレームは、最初に思いついたときから出来ていて幹は変わっていません。
後はどう枝葉をつけていくかで、枝葉の部分はアドリブです。ゴールが見えているので、帳尻を合わせるのはそう大変なことではないのです。
ただ、「決まり事を外す」ことは、常に意識しています。例えお決まりを避けた結果、話が面白くなくなっても、ありがちなほうを選ぶほうが僕は嫌なんです。
王道が嫌いなわけではありません。(中略)ただ、王道をやって面白く作れる作家さんは、もともとフィジカルが強くて、100メートルを10秒で走れる人だと思っています。
僕は一分ぐらいかかるから、じゃあローラースケートを履こうかそか、そんな発想です。
邪道をやっているつもりが実は王道だった(笑)。誰かが感想でこんな風に言ってくれて。
「このマンガが伝えるのは、選択することがいいことだってこと。前向きでも後ろ向きでも、登場人物たちが選択することで状況が変わっている。一番ダメなのは、迷って決めきれないことだ」と。
確かに僕の奥底にある考えだと思います。
何かを選んでそれが間違いだったとしても、それは結果を知っているから間違いだと分かる。登場人物たちは丸くならず、その時々の自分の判断で、選んでいってほしいなぁと思います。
>>101
これはいい尾田批判
>100メートルを10秒で走れる人だと思っています。
僕は一分ぐらいかかるから、じゃあローラースケートを履こうかそか
素直にまだ王道書ける技量がないって言ったほうが好感度あるのに
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