阿部和重っていわゆるヘタウマの部類でしょうね
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1326723741/
阿部ちゃんっていわゆるヘタウマって部類でしょうね。
あのヘンテコな文章が妙に魅力なんだよね。
ヘタウマってのはウマいヤツがわざとヘタにかいて面白くするってことで
ヘタなヤツがヘタにかいて物好きが面白がっても、それをヘタウマとは言わないよ?
それはちがう。俗解。ヘタウマといわれる漫画家たち、
みんなあれ、うまく上手く描けといわれても描けないよ。
ヘタウマって巧いやつがわざとヘタに描くことだって誤解してるやつ多い。
阿部の文章は普通に上手いだろ。志賀直哉レベル。
阿部センセが文章ヘタなのは、要するに音感がないんでしょ
例え悪文でも、大江みたいな翻訳調の異化作用がある文章なら楽しいけど。
推敲の際に、未映子に音読してもらったほうがいいよ、マジで。
小説に美文なんて必要なし。なんで蓮實が褒めたのかもわかってないようだな。
小説が「美文」である必要はないが、ヘタなのは困るw
そもそも「美文」とは何か?
日本文学の伝統に則った、漢字と仮名の視覚的なバランスの良さ、
韻をふくんだ音の心地良さ、巧みな比喩や婉曲表現などだろうか。
正統的な美文家と言えば、鴎外、川端、三島あたりだろう。
だが戦後、大江の登場によって、文学で「美文」は重視されなくなった。
大江、中上、彼らはむしろ「悪文」と揶揄されることもあったし、
古井も所謂「美文家」ではない。
だが、文章は巧い。
内容と有機的に結びついた力がある。
阿部は単にヘタ。
技術もセンスもない。
言葉に対する畏怖も敬意も繊細さもない。
残念ながら。
かわいそ。
阿部が海外で評価されないのは、文体のせいではなく
単に才能がないからだろ。
だいたい、最近は日本でもボケ老人の蓮實以外は評価してないし。
そもそももそもそ、阿部に文体なんてないだろ。
初期はもろ蓮實だし、
シンセミアもそうだけど中期以降は、描写を少なくして読みやすい日本語になってるし。
馬鹿がほめてた鼠のシーンとか、ちょっとあざとい感じだな。
というか、外国人に認められたいという視点がそもそもないんじゃないか
初期は柄谷とか蓮實に認められたかった でも今はもうどうでもよくなってんじゃないかな
文体とか美文とか、用語が1970年代以前なんだよね。
そもそも、蓮實は文体なんて用語で人をほめないし、
阿部の場合、文体ではなく語り方とかテーマの扱いを賞めてたんじゃないか。
文体・美文連呼野郎の主張が該当するのは
阿部ではなく古井由吉のような作家だろ。
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