岩波の『失われた時を求めて』を発売順に読んでるんだがグダグダやな


失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1357500329

838 :吾輩は名無しである:2013/05/26(日) 16:37:31.37
岩波の『失われた時を求めて』を発売順に読んでるんだがグダグダやな。
どういう人物が何をしたかという話が展開していくと思いきや、ぜんぜん違うんだもん。
恋愛とか戦争とか、登場人物の現実的な行動があって、その行動に伴って、
どういう気持で何を考えたかが描かれるのが文学小説だと思っていたが、プルーストはそうじゃない。
長い間何もしないでじっと座っている人の心のなかに何が起こっているか、
どういうイメージが湧いてくるか、どういう記憶を彼が思い出しているか、
人の頭のなかに起こっているイメージの流れとか考えの連鎖を細かく追跡して叙述してるだけ。
これから、「ゲルマントのほうI 」をちょくちょく読んでいくんだが、このパターンが続いていくのかねえ。
まあ、ここまできて挫折するのはなんだから最後まで読むつもりだけど、グダグダ小説やな。



844 :吾輩は名無しである:2013/07/04(木) 06:28:26.39
>>838
プルーストの語気は、エピソードごとに波がありますからね、眠くなったりハッとしたり、
強弱が激しいものです。私は最初は抄訳を読んで、それから鈴木訳の水色本を読みました。
抄訳は普通のハードカバー三冊分で、けっこー読みやすいですよ!



845 :吾輩は名無しである:2013/07/17(水) 11:49:16.89
失われた時を求めてはフォークナーのアブサロムアブサロムと比べても読みにくいですか?


846 :吾輩は名無しである:2013/07/17(水) 12:17:23.88
プルーストの文章や筋立て自体はフォークナーなんかと比べたら遙かにわかりやすく明快だと思うぞ
むしろプルーストの壁は1mmも興味を持てない話を微に入り細に入りくどくどと100ページにわたって繰り広げられた時の退屈さだと思う
俺がプルーストを読む時はエンストと急発進を繰り返す運転のような読書だ



847 :吾輩は名無しである:2013/07/17(水) 12:37:17.49
うまいこと言うなあ


852 :吾輩は名無しである:2013/08/06(火) 20:21:24.59
>>838そうなんだ
私はそのじっとして心の中でわやわやなってるのをクドクド書いてるのがとても面白いと思ってしまった。
何の気なしに岩波うろついて手に取って立ち読みした1の最初が面白くて読もうかなと思ってるが
しかしすんごい長いねこれ。やっぱり挫折するかなぁ

戦争と平和を途中で止めてるから手を出せないけど続きが読みたい。

岩波でいいっすかね?



853 :吾輩は名無しである:2013/08/07(水) 07:50:54.61
>>852
岩波の方がいいよ。おれは岩波から出ているのはすべて持っている。
光文社はやめておいた方がいい。主語に応答する述語がいつまでたっても出てこないので
非常に読みずらい。
ちなみにおれは集英社文庫で最後まで読み通した。



854 :吾輩は名無しである:2013/08/12(月) 12:31:47.93
これを小説だと思って読むと挫折するよ。箴言だと思った方がいい。
あるいは哲学書w






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