三島の太宰嫌いは有名だが、その批判内容があまりにも感情的なのが印象的
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1344563335
そういえば、三島の太宰嫌いは有名だが、
その批判内容があまりにも感情的なのが印象的。
「第一私はこの人の顔がきらいだ」とか、
いつもは理知的な三島が駄々っ子みたいな悪口に終始していたな。
対談でなぜ太宰が嫌いなのか?と問われて
ーただ嫌いなんです、それでいいじゃないですか、
のように答えていた記憶がある。
その時かな、太宰は天才だが芥川は天才じゃない、と。
太宰の天才は認めていたようで。
三島の太宰ぎらいを近親憎悪だと指摘した人もいたが、
一理あるかもしれない。
どちらも、自分の弱み強み(特に弱み)を最大限利用している。
駄々っ子みたいに悪口を言っていたのは太宰も同じで
志賀直哉への反論はまさにそれだった。
志賀の顔の表情には恥じらいがない、みたいに
だんだん感情的になっていってw
確かに太宰と三島は似たところがあるのかもしれない。
三島の良いところはなんでもきちんと評価するところだな
たいていのやつは「太宰が嫌い」と言ったら作品批判もするもんだが
>>620
太宰の<斜陽>はこき下ろしてたよ。
作中人物が元貴族なのに、
庭で立ちションしてたとか、台所を「お勝手」などと言ってたとか、
あまりにも現実離れしていて読むに耐えなかった、みたいな内容だったと思う。
>>624
貴族の会話や行動はまったく知らないんだが、太宰は実際に付き合った相手の会話や行動を参考にしたんだろうから、三島のように社交的な場での貴族に関する知識より実態に近いんじゃないのかなあ。
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