「水惑星年代記」 はSF的要素なんて無くていいと思う
地球上で人々がつむぎ出す、様々な物語を読み切り形式で構成した短編集。カラーページ完全収録でA5判なので大石ワールドを堪能しやすくなっている。少女達のビターでスイートな青春物語!
なんと甘酸っぱいお話なんでしょ。青春だねぇ〜。ちょっと気恥ずかしくなりつつ、鼻で笑ってしまうww ベタと言えばベタなんだけど、青春っぽさを出そうと思ったら、そうならざるを得ないのかもなぁ。それでも悪くはないんだけどね。ちょっとSF的要素が取って付けたように感じるのは否めないけど、ほのぼのとした感じは良い。
大石まさるって方は、あんまりスミベタを使わない人なんだね。色の濃淡の使い分けみたいなのがあまりないから、絵に奥行きとかを感じられない。でも、こういう描き方がこの人の味なんだろうなとは思った。上手いほうなんだろうと思う、ちょっと絵柄がアニメ調な感じだけど。
それにしても、表紙の女の子は誰なんだろうか。物語上に出てきてたっけなぁ…。それが一番の気がかりです。
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