レタス寄りのソウライブになりました 「アップ・ヒア」


アップ・ヒア

今年結成10周年を迎えるソウライヴ! 通算8枚目のアルバムは待望のFUNK回帰アルバム! グルーヴの神々=ソウライヴは今年結成10周年を迎えるが、『アップ・ヒア』と名付けられたこの最新作は、衝撃のデビュー作『Turn It Out』の頃のFUNK色にまみれ切ったサウンドで、熱狂的なファンたちが心待ちにしたFUNK回帰作となった。


ソウライブの新譜が出てたので、さっそく聴いてみた。本アルバムは“Funk回帰”と銘打っているように、今までのアルバムの中で一番泥臭くてファンキーなサウンドになってるね。これまでの洗練さや、クールな感じは影を潜めている。どちらかというと、ギターのエリック・クラズノーらも参加しているLettuceサウンドに近づいたという感じ。


ドラムのアラン曰く「このアルバムこそ俺が作りたかったアルバム」とのこと。マ・ジ・で・す・か? 個人的には今までのような、ギターやハモンドオルガンの小気味良いメロディラインを聴きたいんですが…。今作は全体的にホーン隊がかなり目立つんだよね。良くも悪くもアメリカンなサウンド。ギターも単調なカッティングが目立つなぁ。


まあ70年代とかのファンキーなサウンドを浴びるように聴いてきて、憧れを抱くというのは解るけど、そういったものとの差別化はあまり出来ていないんでは? という印象。僕がソウライブに求めていたものは、こういったものじゃなかったんだけどなぁ…。


でもFunkのアルバムとしては、これはこれで全然有りなんだけどね。もうちょっと聴き込んでくると印象が変わるかも。




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