第141回芥川賞・直木賞の受賞作決定
決まったね。
芥川賞に磯崎憲一郎氏、直木賞は北村薫氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000602-san-soci
〈芥川龍之介賞〉
- 磯崎憲一郎『終の住処』(新潮6月号)
〈直木三十五賞〉
芥川賞はネザマフィさんが取るんじゃないかと思ったんだけど、残念でしたねぇ。受賞した磯崎さんの作品は、圧倒的な点数で受賞が決まったとのこと。なんか俄然読んでみたくさせてくれます。山田詠美さんはこう言ってるみたい。
芥川賞講評 「数字的には圧倒的だった」選考委員の山田詠美さん
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/278436/
インテリジェンスだけで押しているとか、どうせ私的に文章を構築し、ここまでやるならもっと具体的なものを出してほしいとの声もあり、賛否両論あった。だが、小説としてちゃんと言葉を構築している。時間軸も考えた、小説としての小説だった。時間軸を自分のリアルタイムの時間ではなく小説的にたくらんでいるところに評価が集まった。小説でしかありえない言葉があった。
この「小説でしかありえない言葉があった」っていうのが、結構印象に残るね。いったいどんな言葉なんだろうか、気になりまくる。
↓ ちなみに直木賞は芥川賞と打って変わって、ほとんど点差がなかったようです。
直木賞講評 「ほとんど点差なかった」選考委員の浅田次郎さん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000623-san-soci
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