光浦靖子が1ヵ月に読んだ本たち


ミツウラの鳴らない電話 (文春文庫PLUS)


みんなが気になる!――本好きのあの人の1カ月読書日記 Part2
http://woman.nikkei.co.jp/offtime/article.aspx?id=20091118f4000f4&page=1

同じくらいに“読書家”の女性でも、本を手に取るきっかけや読書習慣は様々。本好きとして知られる光浦靖子さんは、この1カ月、どんな本を読んできたのだろう? 本との出合い方や感想とともに、それぞれに個性的な読書スタイルを紹介します。

■普段の読書は小説ばかりお風呂とトイレでは必ず読んでます
 

 今月は珍しく小説以外も結構読みましたが、普段は小説しか読まないですね。本当にあったドキュメンタリーは重すぎて苦手なんですよ。自分の人生で手いっぱいなのに、人の悩みまで背負えません。
 読む場所はほとんど家。お風呂とトイレと寝る前には必ず読んでます。お金がなかった若い頃は本屋へ行っても1冊で我慢していたけど、今はがんがんカゴに入れるのがストレス解消になっています。
 20代までは作家が伝えたいことをすべて受け止めないとと思っていて、最後の解説が全然理解できなかったりすると、自分はダメな読者だと思い詰めていた。今はしょせん娯楽だと思って読める。読書は私の最高のわくわくタイムなんです。

紹介されてた本は以下の通り。


抱くことば NHK「トップランナー」の言葉―仕事が面白くなる! (知的生きかた文庫―BUSINESS (え13-1)) なぜ生きるんだ。―自分を生きる言葉 世界一の美女になるダイエット
ショーケン プリンセス・トヨトミ 太宰治全集〈9〉 (ちくま文庫) 1Q84 BOOK 1


なんか幅広く読んでるんだなぁという印象だね、このラインナップは。小説だけでもエンタメ、古典、純文学とあるし、そつがない。光浦さんっぽいと言えばぽいのかもな。



ちなみに、村上春樹の「1Q84」に対してこんなコメントを。

書評家の大森望さんと文化放送でご一緒して、番組で紹介された『1Q84』をもらう。どこへ行っても売り切れなので。村上さんの小説は好きで、これもそのうち買うつもりだったけど、こんなに早く手に入るとはラッキー。太宰ノルマがあって触りしか読めていないけど……。

久々の村上さんの小説で、村上ワールドに欠かせない独特な比喩の多さに改めてびっくり。どこまでが現実か分からなくなり、この登場人物は実は登場していないんじゃないかとか思いながら、わくわくしながら読んでいる

1Q84」では、そんなに彼独特の比喩は多くなかった印象だったけどなぁ。まああくまで個人的な感想だけど。



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