「大人たちこそこれを読めゴルァ!」 大人に理解してもらいたいと願う子供達が選んだ23冊
これは興味深い。
大人よ、この本を読め! 札幌の図書館
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000912040005
「大人たちこそこれを読め!」。札幌市中央図書館(中央区南22西13)で、子どもが選んだ「大人に読んでほしい本」の展示が3日から始まった。「大人たちに子どもを理解してもらいたい」「大人になっても子どものころの夢を忘れないで」と本を通じて子どもたちが訴えかける。
企画したのは、小学3年から高校1年の児童・生徒でつくる「子どもの読書を考える市民会議・子どもチーム」の25人。来年度に札幌市が策定を目指す「第2次市子どもの読書活動推進計画」で、実際に意見を提出する「市民会議」の大人の委員たちと席を並べる委員だ。
なかなか面白い企画だね、これは。どういった本が選ばれているかは以下の通り。
- 裏庭(梨木果歩)
- ハチ公物語―待ちつづけた犬(岩貞るみこ)
- エリアは北へ 自転車の旅1000キロ(山口理)
- ハッピーバースデー(青木和雄、吉富多美)
- マリと子犬の物語(桑原真二、大野一興原作)
- 時をかける少女(筒井康隆)
- ファンタージエン 秘密の図書館(ラルフ・イーザウ)
- 星の王子さま(サンテグジュペリ)
- ぼくらの七日間戦争(宗田理)
- ドラゴンラージャ(イ・ヨンド)
- かいけつゾロリ カレーVS.ちょうのうりょく(原ゆたか)
- 六にんの男たち―なぜ戦争をするのか?(デービィド・マッキー)
- 宇宙への秘密の鍵(ルーシー&スティーヴン・ホーキング)
- 勇気(バーナード・ウェーバー)
- 声に出して読みたい日本語(斎藤孝)
- バーティミアス ゴーレムの眼(ジョナサン・ストラウド)
- ジュン先生がやってきた! 3年1組物語(後藤竜二、福田岩緒)
- この子達を救いたい(濱井千恵)
- ゆかいなスプーンおばさん(プリョイセン)
- おかあさん、げんきですか(後藤竜二、武田美穂)
- てん〜The dot(ピーター・レイノルズ)
- みどりのゆび(モーリス・ドリュオン)
- 番号をどうぞ 星新一ショートショートセレクション(星新一)
選ばれた本はサンテグジュペリ「星の王子さま」やマッキー「六にんの男たち―なぜ戦争をするのか?」など23冊。「星の王子さま」の推薦理由は「大人になっても夢をあきらめてはいけない」。平和に働ける場所を求めて土地を耕し始めた男たちが、やがて豊かになって戦争を始める姿を描く絵本「六にんの男たち」には「人間の愚かさがわかる。総理大臣にぜひ読んでもらいたい」。
なんというか、子供らしいラインナップでちょっとだけ安心しましたw ものすごい大人びたものがズラズラ並んでたらどうしようとか思ったんだけど、やはり児童書や絵本が多いみたいだね。
「大人になっても夢をあきらめてはいけない」などが推薦の理由かぁ。いやぁ〜まったく仰るとおりなんですが、でも夢ってものは常に変動していくもんなんだよね。子供の頃に持っていた夢と同じ夢を大人になっても持っている人っていうのは、実際問題少ないと思うよ? それに大人になったら自分のことだけ考え……まあ、そんなこと言ってもしょうがないかw
まあ子供の気持ちをちょっとでも知りたいと考えているだろう親御さん達は、これらの本を一度手に取ってみたら良いかも。
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