鳩山首相に現金5万円を使わせた 「松丸本舗」


鳩山由紀夫事典―道新記者が徹底解剖


鳩山首相に現金5万円を使わせた書店の仕掛けとは
http://4510plan.jp/360/newscolumn/14146/

国会召集を1週間後に控えた1月11日、鳩山首相が書店で合計28冊もの本を大人買いしたという。必要な本はネットですぐに手に入る時代。リアル書店は閉店も相次いでいるというのに、首相に総額50287円もの本を買わせた本屋っていったいどんなところなのか?


東京丸の内にある老舗書店の丸善。ここは売り場が4フロアに渡る大型書店だが、その4階の一隅に、「松丸本舗」の暖簾のある区切られたスペースがあり、鳩山首相が訪れたのはこの「書店内書店」だ。


多読術 (ちくまプリマー新書)この松丸本舗は、「編集工学者」を名乗る松岡正剛氏がプロデュース。2000年より書評サイト「千夜千冊」の執筆を開始、現在はもう1300夜を超えている。著書も多く、現代の「知の巨人」ともいわれる人物だ。この松丸本舗の最大の特徴は本の並び方。普通の書店のような分類ではなく、シーズンごとに設定されたテーマにあわせた本や、各界著名人の蔵書など、全部で11のコーナーから構成されたスペースに、「文脈」別に配置されている。売り場面積215平方メートル、書籍数は約5〜6万冊というから、町の小さな書店より規模は遥かに大きい。

噂はかねがね聞いてはいたけど、やはりそれだけ大量に本を買わせる力がこの書店内書店にはあるということなのか。確かに一つの場所に同じテーマのものが色々と並べられてたら、鳩山さんじゃなくてもついついあれもこれもと買ってしまうかもしれないね。



↓ どれだけ繁盛してるかは、以下の記事からもうかがえます。
顔見える本屋、売り上げ2倍 東京・丸善本店の「松丸本舗
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100118/bks1001180751000-n1.htm

■古書も新刊も漫画も並ぶ


今年は国際読書年。出版不況が長引く中、今までの書店とは全く違う「顔が見える本屋」で、本が売れている。東京・丸の内の丸善本店内4階の一角を占める「松丸本舗」。丸善が昨年10月、創業140周年を記念し、編集工学研究所所長の松岡正剛さんにプロデュースを依頼。段違いの本棚に横積みの本が混じり、新刊と古書と漫画が隣り合う、松岡さんの存在感と遊び心があふれる本棚だ。同本舗の客単価は通常の書店の倍額、3千円を超えるという

なんとなくだけど、ここへはフラっと立ち寄るというよりは、もう最初から「買うぞ!」という意気込みでもってお店に入るという感じの人が多そうな気がする。



↓ オープン時の、小飼弾さんによる記事。
news - 「書斎書店」 #松丸本舗_ 本日オープン!
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51310901.html

松丸本舗は、本というメディアがいかに官能的なものかをあらためて教えてくれる。そう。官能的。見ただけではわからない。こればかりは、実際に足を運び、手にとってもらうしかない。しかし一度そうすればその魅力は本嫌いの人でも感じ取ることができるはずだ。

まさに本好きのための書店という感じみたいだね。丸善他店での展開も視野に入っているということらしいので、我が地元でも出店してもらいたいなぁ。



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