小沢一郎は浮浪雲のように、節目できっちりとけじめをつけられるのか?


選・小沢一郎あちきの浮浪雲傑作十選


【松本浩史の政界走り書き】小沢氏「我慢、我慢」で活路は開くか
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100124/stt1001240701003-n1.htm

浮浪雲 (1) (ビッグコミックス)小沢氏は、いつも苦虫をかみ殺したようにぶぜんとしている印象が強いだけに、意外かもしれないが、漫画「浮浪雲(はぐれぐも)」(ジョージ秋山)を愛読している。主人公は、ひょうひょうと好きなことをして毎日を暮らし、節目ではきっちりとけじめをつけるダンディズムが持ち味だ。


昼寝をしたり、釣りに興じたり…。それでいて押しも押されもしない政界の実力者としてここぞというときには表舞台に登場する−。小沢氏の行状や風評とどこか重なり合う。よほどのお気に入りなのだろう。平成20年には800以上に上る作品の中から小沢氏自らが10作品を選び、「選・小沢一郎 あちきの浮浪雲 傑作十選」(小学館)を出版している。

「小沢氏の行状や風評とどこか重なり合う」っておっしゃっているけど、そんな風評ってあったっけ? 小沢さん自身がそんな感じというよりは、周りの人間が気を使って、結果そのようになっている方が近いんじゃなかろうか。


「そういえば」と早速、書店で購入した。各作品の冒頭には、小沢氏の選評が掲載されており、順番に読んでいくと、「堪忍」を信条に生きているお年寄りの生き方を扱った「うっちゃり」の選評に目が留まった。


耐えるということの大切さ、難しさ…本当に身につまされる話だ。僕も普段から、よくこの話を思い出して色々我慢してるんだ。忍耐、忍耐、堪忍、堪忍…って


「政治とカネ」の問題で窮地に立たされている小沢氏は最近、こんな思いをかみしめているのではないか。

特捜部は、小沢氏の立件を視野に入れているとも伝えられている。「我慢」と「堪忍」で、この難局を乗り切ることができるのか。もっとも小沢氏には、厳しい風がまだ吹きつけており、当面は、浮浪雲の主人公のような悠々自適の生活を送るのは無理そうだ。

何を我慢するっていうんだろう? 国民の方こそ、ず〜っと茶番劇を見せられながらも我慢しているというのに。いいかげん堪忍袋の尾も切れちゃうよ。



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