「ライ麦畑でつかまえて」 のJ・D・サリンジャー氏がお亡くなりになりました
サリンジャー氏死去 「ライ麦畑でつかまえて」の作者
http://sankei.jp.msn.com/obituary/100129/obt1001290353000-n1.htm
世界的ロングセラー「ライ麦畑でつかまえて」などで知られる米国の作家、J・D・サリンジャー氏が27日、米北東部ニューハンプシャー州コーニシュの自宅で死去した。91歳だった。
今年に入って急激な衰弱がみられていたものの、関係者によると、「苦しむことなく死を迎えた」という。
僕の場合、高校生くらいの時に姉から「ライ麦畑でつかまえて」を借りて読んだんだけど、ちょっと退屈な感じがしちゃって数十ページほど進んだところで挫折した記憶がある。古典というほど古くはないんだけど、当時はなんか受け付けなかったんだよね。サリンジャーにとって僕はあまりよくない読者ではあったけど、心からご冥福をお祈りいたします。
「ライ麦畑でつかまえて」の成功後まもなく、隠とん生活の傾向を深め、53年にニューハンプシャー州コーニッシュに移り住んだ。「ナイン・ストーリーズ」(53年)「フラニーとゾーイ」(61年)などを執筆後、65年を最後に一切の作品を発表しなかった。
ロイター通信によると、コーニッシュに住む人々にもほとんど姿を見かけられたことはなく、ファンからの手紙や電話にも応答しなかったという。
死去を受け、米紙ニューヨーク・タイムズは「成功とへつらいに背を向け、有名になることを欲しないことで有名だった」と、その人生を振り返った。
成功し周りから注目を浴びることになると、自分が自分ではなくなったような感覚になってしまう。そういうものも恐れてたんだろうなぁ。
↓ 去年のニュースではこんなことも。
謎に包まれた伝説の作家J・D・サリンジャー、90歳に
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2553970/3647218
サリンジャー氏は1974年に20年近くの沈黙を破ってニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙の電話インタビューに応じ、次のように語った。「作品を出版しないでいれば、驚くほど平和な毎日だ。何かを出版すれば私の個人的な生活がひどく脅かされることになる。私は書くのが好きだ。書くことを愛している。でも今は自分自身のため、自分の喜びのために書いているだけだ」
出版を念頭にいれずに執筆ができるっていうのは、本当にすごいことだよな。確かガルシア・マルケスも同じようなことを言っていたような気がする。
作家の鏡ですね、G・マルケスさん
http://d.hatena.ne.jp/kajika_eps/20090410/p2
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