「サムライジャパン野球文学賞」 が創設されました
第1回大賞に本城さん サムライ野球文学賞
http://www.sanspo.com/baseball/news/100310/bsr1003101742001-n1.htm
昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本2連覇を記念して、「サムライジャパン野球文学賞」(同賞実行委員会主催)が10日創設され、第1回大賞に本城雅人さんの小説「ノーバディノウズ」(文芸春秋)が選ばれた。
同賞はベースボール・マガジン社など出版5社が後援。昨年1年間に出版された、野球を扱った小説や漫画などの中から、元プロ野球選手で野球評論家の小宮山悟さんら選考委員が選んだ。
ま、まさかこんな文学賞が創設されるとは……。はじめ冗談かと思ったけど、出版5社が後援してるなどちゃんとしてるっぽいですね。
今回大賞に選ばれたのは「ノーバディノウズ」という作品とのこと。
『ノーバディノウズ』(本城 雅人・著) 単行本 書籍情報 文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163284309
メジャーリーグで活躍する韓国系アメリカ人のホームラン王は、実は日本人が韓国人に成りすましている。その証拠を掴み彼を脅して日本でプレーさせろという密命を受けた新聞記者の修平だが……。今年度の松本清張賞で惜しくも受賞は逃しましたが、奇想天外な設定の妙と、豊富な取材体験を生かした描写で選考委員のあつい関心を集めたスポーツ・ミステリーの王道をいく傑作です。
それから、ベストナインとして9作品の優秀賞も選ばれたらしい。以下、Twitterから引用します。
サムライジャパン野球文学賞 (samuraibungaku) on Twitter
http://twitter.com/samuraibungaku
- ベストナイン 「あの日、野球の神様は’背番号3’を選んだ〜天覧試合昭和34年6月25日〜」 松下茂典著 ベベースボール・マガジン社刊
最後に、特別賞も発表されたようです。
- 特別賞 「監獄ベースボール〜知られざる北の野球史」 成田智志著 亜璃西社刊
どれも読んだことがないので良し悪しはよくわからないんだけど、興味深い文学賞であることは間違いないね。これから毎年やっていくんだろうか? 野球に限定されているだけに、ネタが尽きちゃわないかちょと心配な気もするな。