ミステリーの起源


モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)



80 :ミステリーの起源:02/03/01 10:46 ID:?

これについては諸説があるらしい。

1 一説にはエドガー・アラン・ポーが1841年に
「モルグの殺人」という短編を書いたことに始まるという。
彼はそれ以前にも多くのいわゆるゴシック小説
ないしホラー(「アッシャー家の崩壊」などの名作数多し)
を手がけていたが、この作品で、
「探偵(胡散臭い)がぶっ飛んだ謎を屁理屈で説明する」パターンを構築した。

2 しかしそれ以前の古代文学(ギリシャの悲劇)や
 東洋(特に中国)のある種の文学に起源を見いだす人もいる。
 我が国では「源氏物語」のいくつかの章に謎解きの要素があるという。

3 1994年、京極夏彦が登場。
  さらに有栖川有栖の「火村シリーズ」も軌道に乗り、
  それに後押しされるようにして
  森、清涼院らキャラ萌えメフィスト作家がブレイク。
  それしか読まないという「ある意味ミステリーファン」が
  大量に生まれた。
  彼らにとってはミステリーの起源などどうでもいいことである。




黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)
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