内田恭子 「本には正解も間違いもないと思います」


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特集:2010国民読書年 子どもたちの読書のために 内田恭子さん、お話と朗読会
http://mainichi.jp/enta/art/news/20101130ddm010040020000c.html

活字に対して、より親しみを持ってもらおうと、国民読書年記念イベント「子どもたちの読書のために」(財団法人「文字・活字文化推進機構」、毎日新聞社主催)が先月24日、東京都台東区東京国立博物館で開かれた。


作家の林真理子さん(56)が「わたしと読書」と題して講演。「知を知る喜びを子どもに与えて」と呼びかけた。また、キャスターの内田恭子さん(34)によるお話と朗読会があり、「本は空想、想像力を広げてくれる」と読書の魅力を紹介した。

<内田さんは小さいころ、どんな本を読まれましたか。>


内田 4歳上の兄が読んでいた本を引き続き読むことが多く、世界の児童文学集みたいなものです。「小公女」や「若草物語」などを、すごく読んでいた記憶があります。


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<お子さんが成長し、本の楽しさをどう伝えたいと考えていますか。>


内田 本というのは、空想力とか想像力を広げてくれるものと思うんです。物語ひとつとっても、自分の感性のまま受け入れることができるものです。本の世界では、自分の頭の中で登場人物を作りあげることができ、その人物が勝手にしゃべりだしたり、動きだしたりする面白さがあると思うので、どんどん想像力を広げて本を楽しんでいってもらえればと思います。

さらに、本には正解も間違いもないと思います。物語って、いろいろなとらえ方ができると考えていて、いまの「セロひきのゴーシュ」も、もしかすると、実際には猫とかカッコウ、ネズミは存在しなかったのかもしれないと思うんです。
ゴーシュが一生懸命練習していて、夢うつつの中で練習している時に、彼の頭の中で起こった出来事かもしれないって、とらえることもできると思います。そういうふうに、「本は楽しいものなんだよ」ということをどんどん伝えていきたいと思います。

確かに、本は読み手が自由に解釈していいものだし、本来そういう風に楽しむべきものなのだろうね。


以前、このブログで僕の書いた本の感想を全否定するようなコメントがあったんだけど、ああいうのってなんなんだろう? ほんと疑問に思ってしまう。


自分の感じたものが全てで、人の意見を許容する器がないということなんだろうなぁ。そういう人って自分と意見が違う人を見付けては全部否定して廻っているんだろうか?ほんとお疲れ様ですとしか言いようがない。意見自体をぶつけてくるのはなんら問題ないんだけど、鼻から議論にならないようなコメントは正直困ってしまいます。ま、どうでもいいか。



Kyoko Uchida Web Site 内田 恭子 オフィシャルウェブサイト
http://www.kyokouchida.com/
↑ ちなみに、こちらのWEBサイトのプロフによるとウッチーの好きな本は「風と共に去りぬ」と「ジェーン・エア」らしいよ。



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