オス猫を膝にのせたお婆さんが居眠りをしていると、魔法使いがやってきました


三つのお願い―いちばん大切なもの (あかね・新えほんシリーズ)


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/07(水) 09:42:08.21 id:d6Vn28AM0

オス猫を膝にのせたお婆さんが居眠りをしていると、魔法使いがやってきました。

「やあ、俺、魔法使い。三つのお願いをかなえてあげるよ」
「あっちへお行き」お婆さんは言いました。「年寄りをからかうのはやめとくれ」
「お婆ちゃん、俺、本当に魔法使いなんだよ」
「じゃあ、向こうの畑のカボチャを金の馬車にしてごらんよ」
「ああいいとも」 魔法使いが杖を振ると、カボチャはたちまち馬車になりました。

これを見て、お婆さんは急にやる気を出しました。
「私を、若くてきれいなお姫さまにしておくれ」
「いいとも」魔法使いが杖を振ると、お婆さんは美人のお姫さまになりました。
「つぎは何? さいごのお願いだよ」
「私の猫ちゃんを、ハンサムでお金持ちの王子さまにして!」
魔法使いが杖を振ると、猫はりりしい王子さまになりました。

「お願いはこれで終わりだよ。じゃあね」魔法使いが帰ってしまうと
王子さまはうっとりしているお姫さまの手をとって、耳元にささやきました。
「去年、動物病院で私を去勢したのを、今じゃ後悔してるんじゃないかい」







【関連記事】