尾田栄一郎「僕はいつもそうなんですけど、メッセージと呼ばれるものは作品に入れない」
尾田 僕はいつもそうなんですけど、メッセージと呼ばれるものは作品に入れない。
僕にとってテーマというのは、物語をまとめるための道具であって、受け手に何かを考えさせようという意識はないんです。
そのかわり、自分なりに「進化」というものが持つ可能性はいつも書き込もうとしているので、
それは原作もそうなんですけど
「こうなりたい」「こういうことできたらいいな」というのは、まあ漫画の基本でもあるんですけど、
そういう映像をみるとやっぱり人はときめくんですよね。
それは物語に登場する人間達も同じで、「この島に住んでいたら、どういうことを考えるかな」というのは毎回考えますね。
その環境に応じて変わっていけるんじゃないかというテーマはありうると思います。
Switchからテーマに関する所抜粋
尾田:
マンガ自体はヒマ潰しキングであればいいと思っているので、そこに難しいメッセージを
込めようという意識はありません。僕は娯楽作品として描いているから、ヒマなときに読んで
もらえればいいし、せいぜい新学期に友達を作るのに役立てばいいかなっていうぐらい。
たくさんの人に読んでもらうというのは、そういうことだと思うんですよ。みんなが読んでいる
マンガって、どこの学校から来たヤツとも話が合うわけだから、それで簡単に友達になれちゃう。
なので、世の中に対してどうこう言うのではなく、そうやって人をつなぐことが、僕がマンガを描く
ことの意味というか、役割のひとつなのかなと思っています。
ソース メンズノンノ2010年1月号
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