ミステリーの歴史を語るスレ
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1370535105/
エドガー・アラン・ポ―の『モルグ街の殺人』から始まり現代まで連綿と続く
ミステリーの歴史について語ろう
どのようににミステリーが発展していったか興味ある人ぜひ来て
シェイクスピアの四大悲劇もミステリー的な読み方ができるし、
ソポクレスやセネカらギリシア・ローマ古典悲劇にもそれは可能だ。
もしかしたら聖書にもそんな部分があるかもしれない(笑)
聖書といえば、法月さんが「カインとアベル」の逸話を
ミステリーとして捉えてたな、確か。
世界で最初の長編ミステリー小説「ルルージュ事件」を読んだけど
この時代からこんな現代的なものが書けたのかと感心する
ちょい後の長編ミステリー「月長石」が現代のものと比べてだいぶ違ったスタイルであるのと対照的だ
それでも、どっちが面白いかって言われたら「月長石」だけど
叙述とかいう謎トリックの発生
世界で最初の叙述トリックを使った推理小説は『スミルノ博士の日記』だと言われているらしいが、読んだ事がない
>>7
叙述トリックの中の「あれネタ」にしても、それより古い作例はある
昔は推理小説の全集にも入っていた(今はやや入手難)
>>8やっぱり、それより古いのがあるのか
推理小説の歴史は奥深いな
『トレント最後の事件』の先進性に驚く
この作品が黄金期の始まりを告げる作品みたいな扱い受けてるけど
この作品だけミステリーの進化の段階を数段ジャンプしたみたいな作品だ
黄金期中期に出た作品なら納得できるんだけど、下手したら入ってないかもってなぐらいの初期だもんな
エドガー・アラン・ポーからガボリオのルルージュ事件まで何かミステリー作品は生まれなかったんだろうか
>>11
チャールズ・ディケンズ『荒涼館』
ただし、ものすごく長くて古臭くて、本筋と関係ないエピソードが大量(笑)
ディケンズは最晩年、コリンズ『月長石』に触発されて本格的なミステリー
『エドウィン・ドルードの謎』を書き始めたけど未完成のまま亡くなってる
純文学だけど、下記の作品もかなりミステリーの要素が濃いね
ドストエフスキー『罪と罰』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』
ゾラ『テレーズ・ラカン』『獣人』
ジッド『法王庁の抜け穴』
モーリアック『テレーズ・デスケールー』『蝮のからみあい』『仔羊』
ジュリアン・グリーン『アドリエンヌ・ムジュラ』『モイラ』『レヴィアタン』
カフカ『審判』
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