【芥川賞】いとうせいこうさんが選ばれなかった件について、19日付の東京新聞夕刊が論じてます


想像ラジオ


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1373954876/

175 :無名草子さん:2013/07/21(日) 13:56:48.17
いとうせいこうさんが選ばれなかった件について
19日付の東京新聞夕刊が論じてます


 三島賞に次いで芥川賞も落選である。いとうせいこう「想像ラジオ」のことだ。映画監督の想田和弘は『すばる』八月号に寄せたエッセイ「奇妙な風景」で、3・11以降の日本の原発問題をめぐる風景の変遷に驚いている。長年ニューヨークに住む彼には、帰国したときの時代の空気の変わりよう、すなわち原発事故以降の脱原発の大きなうねりとその後、昨年末の総選挙を経て急速にしぼんでいく運動の風景が異様に見えるのだ。日本人は「原発事故を“なかったこと”にしたいのではないか」、これが彼の結論である。
 その意味で今回の芥川賞選考からは、奇妙な風景が見える。選評は来月発売の『文芸春秋』九月号を読まなければわからないが、「想像ラジオ」の世界やその作者を過去の出来事・人物として、「なかったことにする」空気が選考委員会に漂っていたのではないか、と疑いたくなる。
 この小説の特徴は、死者の言葉であること、そして語り手のDJアークというキャラクターが東北出身の名もなき庶民であることだ。構成力、文体とも受賞にふさわしい作品であり、前評判も高かった。稀有な震災文学だが、想田の述べる「奇妙な風景」がギョーカイにも支配的だとするならば、文学は危機にある。


193 :無名草子さん:2013/07/21(日) 20:35:58.65
>>175
さすが放射脳東京新聞
こういう偏った思想の人たちに支持されるカルト小説が
受賞しなくてホントに良かった



194 :無名草子さん:2013/07/21(日) 22:40:31.95
>>175
東京新聞の言いたいこともわかるが、
それ以上に審査員たちの作者への嫉妬心を感じるわ






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