杏ちゃんは典型的な歴女らしい


IRODORI Anne in The Philippines


◇かばんには常に数冊入ってます 本は「どこでもドア」−−モデル・女優、杏さん
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091026ddm010040018000c.html

風光る (1) (別コミフラワーコミックス)小説にどっぷりとはまった契機は、中学時代の日本の歴史の授業。そのころ、新選組を扱った渡辺多恵子さんの漫画「風光る」(小学館)を読んでいたこともあって、特に幕末に興味を持った。自然と家にあった歴史小説を読むようになったという。


「祖父が歴史好きで、聞くと丁寧に教えてくれて、関連する本を後で送ってくれもしました。興味を持つきっかけを与え、深めてくれたのは、祖父と言えるでしょうか。友人たちとも授業をきっかけに盛り上がって、史跡巡りをよくしましたね」


読む本は漫画から小説、研究書まで、「歴史物」であれば幅広い。寺社巡りも好きで、今もよくあちこちに一人で出掛ける。最近の言葉でいえば典型的な「歴女(れきじょ)」だ。

「知らないのに知っている。そんな不思議な感覚が常にあるんです。なぜ見たこともない風景が目に浮かんでくるのか。身分制度があった江戸時代の人間関係とか恋愛の感覚とか、現代ものとは違うのに理解できて、共感できたりする。その時代とのつながりは薄れながらも、まだ息づいているのかもしれません。時を超えても変わらない、そんな普遍的なものを感じさせてくれるのが魅力です」

翼はいつまでも (集英社文庫)本について話す仕事も増えた。そのため「この本は好きだと思うよ」などと人から薦められると、必ずメモしておく。最近では「ビートルズ好きなら」と薦められた川上健一さんの「翼はいつまでも」(集英社文庫)を読んだ。


ビートルズに勇気をもらって変わっていく中学生の男の子の話。読後はさわやかなんだけど、ちょっと涙が出るという感じの小説。薦められる本は絶対自分では手に取らないから、こんな本があったんだという発見が大きいんです」

以前NHKトップランナー」に出演しているのを観たことがあって、そこで本棚もちょろっと紹介されてたんだけど、確かに歴史物が多数あったように記憶している。その番組でも確か、研究書や古文書なんかも読んでるとか勉強してるとか何とか言っていたような気がするなぁ。


その時は特別なんとも思わなかったけど、今改めて考えると古文書を読もうだなんて凄過ぎるぜ、まったく。歴女の中でもかなり上の部類なんじゃないだろうか。素晴らしい。


あと、その本棚の中には、村上春樹の文庫本もズラッと並んでいたと記憶してます。



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