2009年ヒット商品番付・前頭筆頭 「東大生ノート」 は社会人に売れた?


東大合格生のノートはかならず美しい


「東大生ノート」が年間1600万冊も売れたワケ
http://www.excite.co.jp/News/column/20091203/Plan4510_newscolumn_12540.html

SMBCコンサルティングが発表した2009年のヒット商品番付で、原監督と並んで前頭の筆頭に挙がっているのが「東大生ノート」。太田あや氏が東大生に取材して集めたノート200冊を紹介した本「東大合格生のノートはかならず美しい」(文藝春秋)の出版にあわせ、著者と出版社、文具メーカーのコクヨS&Tが共同で調査を行い、東大に合格した受験生のノートを参考に新製品を開発。こうして生まれた「ドット入り罫線ノート」が、1年で1600万冊を売り上げたという。


「東大生ノート」と聞けば、「現役東大生が授業中にとっているノート」と思いがちだが、ヒットしたのはあくまでも「東大に合格した受験生」が、受験勉強の際に作ったノートを参考にした商品だ。


実際のところ、それほどノートをとることに熱心でない現役の東大生は少なくない。特に語学や必修科目に関しては、クラスごとに「シケ対」(試験対策委員の略)が編成され、彼らが分担してノートをとり、「シケプリ」(試験対策プリントの略)と呼ばれるまとめノートを作って配布するシステムが確立されている。

そういえば、上記の「東大生ノート本」は、書店ではビジネス書のコーナーにある。同じコーナーには、「『結果を出す人』はノートに何を書いているのか」「A6ノートで仕事を超仕組み化しなさい」など、ノートの使い方を指南する本がずらりと並んでいるではないか。ノートの使い方がわからずに悩むのは、実は卒業して社会人になってからなのか。一見ごく普通のノートがヒットしたのにはこうした背景があるのかも。

効率的な勉強をしようと思ったら、ノートをまとめるという時間さえも惜しいと感じると思うんだけど。それを社会人になってからまでやるのかなぁ? メモ程度なら解るけど、ちょっと疑問に思ってしまった。


資格の勉強をするにしても、ノートは取らずに直接テキストなりに書き込んで内容を充実させた方が、後から見直す時便利だと思うしねぇ。とてもヒットの背景に社会人がいるとは思えないんですが。でも、人によるのかな。



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