スピードワゴン・小沢 「『でらつれ』は藤子・F・不二雄先生の短編集からインスピレーションを受けた」


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「でらつれ」―今回、小説『でらつれ』を出されましたが、きっかけは?


(小沢さん)15歳の時に家を出て働き始め、25歳で潤に呼ばれて東京に出てきて、そして、35歳になって、本を出さないかってお話を頂きました。10年周期で何かあると思っていたので、これも何かの縁だと思い、出させてもらう事にしたんです。

―小説には色々な仕掛けがあって、お笑いのネタを書いていることがベースに垣間見えます。


(小沢さん)そう言ってもらえるのは嬉しいですね。『でらつれ』は、全部で16のストーリーになってるんですけど、それぞれ全て違う手法、アイディアを盛り込むようにしたんです。初めての小説だったので、いろいろ試してみたかったんですよ。次回、また本を出すお話があったら、今度は短編集じゃなくて、青春モノの長編を書いてみたいですね。


―日頃はどのような本を読まれているんですか?


ビッグコミック×藤子・F・不二雄SF短編集 上 (ビッグコミックススペシャル)(小沢さん)何でも読みますよ。自宅には何千冊と本があるんで、床が抜ける心配をしているところです(笑)。漫画も大好きで、なんと言ってもジョジョの奇妙な冒険が一番。「スピードワゴン」というコンビ名もジョジョから取ったぐらいですからね。あと、今回の小説で言うと、藤子・F・不二雄先生の短編集からは、かなりインスピレーションを受けましたね。


井戸田さん)僕は三国志が好きですね。やっぱり横山光輝さんの漫画から入りましたね。好きなキャラクターは魯粛。交渉役として天才に振り回されている感じが、自分に似ていて、なんだか憎めないんですよね(笑)。去年の『レッドクリフ』も楽しめましたね。三国志検定っていうのも受けたんですよ。かなり意気込んで受けたんですけど、めちゃくちゃ難しくって、結局一番下の「赤壁」という級に合格したら満足しちゃいました。

自宅に何千冊の本ってすごいな。千と2千でも大きく違うと思うけど、まあ数えられないくらいあるんだろうね。藤子・F・不二雄から影響を受けたというのはどういうところなんだろう? 気になる。



ちなみに、「でらつれ」とは以下のような内容。

でらつれ 小沢一敬 講談社
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2160358

スピードワゴン小沢、待望の初小説!!
この中に、きっとあなたがいる。これは夢か現実か……!?様々の奇妙な“愛のカタチ”。


「男と女」は、最大のミステリー。そして、最高のホラー!!――かわぐちかいじ(漫画家)


女の子の唇はキスするためについているんじゃないかなんてすら思う。だったら、男の唇は何のためについているんだろう?そうだよ。大好きな女の子とキスをして、その帰り道に口笛を吹くためについているのさ。――<「ときどき海、どきどきキス」より>
自分が世界中で一番汚れている存在に思えた。あの男に無理やり奪われた唇も汚く思えて、血が出るほど強く噛んだ。膝はガクガクとふるえていた。肩から掛けたショールは破れ、涙と鼻水でメイクはすっかり落ち、唇から血を流して座り込んでいる30過ぎの女に、街はあまりに無関心だった。――<「桜」より>

藤子・F・不二雄的な部分とはどこなんだろう。そもそも藤子・F・不二雄って恋愛物って描いたことあるんだろうか? 謎です。



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