ヘミングウェイ 「おれはね、ドストエフスキーのことを考えていたんだ」
- 904 :吾輩は名無しである:2010/11/18(木) 18:45:29 ID:?
- ヘミングウェイが「移動祝祭日」でドストエフスキーを語っているのも興味深い。
「おれはね、ドストエフスキーのことを考えていたんだ。あれほどの悪文、信じられないほどの悪文を書く男が、どうしてあれほど読者を感動させられるのか?」
このあと翻訳の話や、戦争と平和は偉大な小説だ何度も繰り返して読める、でもドストエフスキーは繰り返して読めないという話が続いて、
ヘミングウェイの友人がこんなことを言う
「ドストエフスキーは糞だったね、ヘム。彼は糞や聖人を書くときが最高だったぜ。かれの描く聖人は本当に素晴らしいんだ。かれの本を読み返せないのは本当に残念だよ」
- 907 :吾輩は名無しである:2010/11/18(木) 20:54:21 ID:?
- ヘミングウェイの行き方はある意味、ドストと正反対のところがあるからなあ。
つまりキャラが世界観とろ(変換しない)なんてしない。行動だけで見せる。
それで嫌いなんじゃない
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
posted with amazlet at 10.11.22
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