逃げ惑う人々の流れに逆らうように犯人に向かって歩く俺


犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)


55 :毛無しさん:2008/06/09(月) 10:55:10 id:OGEIa21A

逃げ惑う人々の流れに逆らうように犯人に向かって歩く俺。

「おいデブ兄ちゃん危ないぞ!」と腕を掴まれてるが、
俺「大丈夫っすよ、――――――俺、脂肪巻いてますから」
その肥満体に思わず手を離すオッサン。

「てめえ、何太ってやがる、馬鹿にしやがって!」
ナイフを振り回して絶叫しながら向かってくる容疑者。
悲鳴。目を覆う群集。

刹那、ナイフを取り落とし、膝をついて倒れる通り魔。
「なんだ?」「デブ過ぎて見えなかった…」ざわめく人々。
肩を叩かれる。振り返ると壮年の警官。
「協力感謝する。失礼だが、名前は?」
ブホッと笑って現場を去る俺。





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