蒼井優がおすすめする、とっておきの愛読書
考える・泣ける・勉強になる! 蒼井 優が語る、読書の醍醐味。
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「どんな本でも、読むと“何か新しいもの”に触れられる感じがします。そこに自分の知らなかった言葉があるし、知っていた言葉でもこんなふうに使うとなんてキレイなんだろうと感動したり。残酷なシーンはいい感じにほやかしながら読んだりします(笑)。読書って能動的なものだから、自分の好きなように読んでいいと思うので」
「ほやかしながら」っていうのは方言なのかな? 「ぼかす」という意味なんだろうね。
「小学校の頃、先生に“本を選ぶ時は最初の3行を読みなさい”って言われて。作家が一番集中力を発揮して書くのが出だしの3行だから、そこが気に入れば選んで間違いない、と。今もその教えを守っています」
この手の話はよく聞くんだけど、そういう意味だったのか。確かに作家が一番集中して書いてるとこだろうね、出だしって。
「読み終えた本はどんどん本棚に入れるんですが、何年も前に読んだ本がパッと目に入ると、その頃のことを思い出すんです。この本は彼女に薦められたなとか、これはあの旅先で読んだなって。本棚って、ちょっとした大きなアルバムみたい」
また上手いこと言いますね。
以下、蒼井優がおすすめする、とっておきの愛読書。
- 「ロマンスドール」 タナダ ユキ 著
一目惚れして結婚した妻に夫が隠し続けている仕事。実は彼はダッチワイフ職人で……。『百万円と苦虫女』の監督の初のオリジナル小説。「タナダさんの書く言葉って、すごくリズムが心地いい。切ないけれどおセンチじゃなくて“書くところは書く”男気も感じました(笑)」
幼少の頃に何者かにさらわれ、15年後に“狼女”となって帰還した少女・遊。彼女を待っていたのは、運命の出会いだった。「10代後半の頃に読んで、すごく好きで。キレイなお話なのでいつか映像で観たいと思っていたら、映画化作品の遊役のお話をいただきビックリしました。嬉しいかぎりです」
谷川氏の詩作から代表作を厳選した詩集の第1巻(全3巻)。「友、愛、男、女、環境、戦争とテーマは幅広いですが、どれを読んでも、こんなに少ない言葉で、なんて豊かな表現ができるんだろうと感動します。家で、車の中で、楽屋で、つまりはいろんな場所で開いています」
- 「パーマネント野ばら」 西原理恵子 著
娘を連れて港町の実家である美容院「パーマネント野ばら」に戻ったなおこ。そこに集うさまざまな事情を抱えた女たちの姿を描く叙情漫画作品。「女の人に特におすすめしたい一冊。恋や夫婦について壮絶なエピソードがたくさん出てきて、女性の生き方について考えさせられるんです」
- 「トリツカレ男」 いしい しんじ 著
何かが気に入ると、“トリツカレ”たかのように夢中になるジュゼッペ。そんな彼が無口な風船売りの少女に恋をした…。「いしいさんの小説は、読んでいるとワクワク、キュンキュンします。言葉が動く感じがするんですよね。『プラネタリウムのふたご』や『ポーの話』も大好きです」
- 「女装する女」 湯山玲子 著
スピリチュアルな女、和風の女、デイリーエクササイズな女……。現代日本の女性像を、消費面から鋭く考察。「今の時代の女性のことが、外見についても内面についても細かく分析されています。特に女の人が読むと、自分に当てはまったりして、ハッとさせられることがたくさんあるはず」
an・an誌上においては17冊紹介されてるらしんだけど、まあ比較的恋愛ものが多い感じなのかな? なおかつ女性作家もの。女の子らしいと言えばらしいのかもしれないね。
とりあえず、蒼井優ファンの方は彼女がキュンキュンしたという「トリツカレ男」から読んでみるべきだと思うんだ。
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