プロ作家の読書量


本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)



326 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/03(金) 02:38:19 ID:?
プロの読書量(おおむねの目安)
●1000冊以下 → 「1冊も本を読んでいない」レベル
●2〜3000冊 → 「読んではいるけど少ないので他の作家に劣等感を感じる」レベル
●5000冊  → 「多くはないけどまあ読んでるかな、といえる」レベル
●7000冊以上 → 「作家の中でもまあまあ。若手には勝てるかな」レベル
●10000冊以上 → 「読書家」といえるレベル。評論家だったら普通。
●50000冊以上 → 30〜40代だったらトップレベ
●80000冊  → 司馬遼太郎の書斎にあるのはこれくらい
●120000冊以上 → 井上ひさしレベル

327 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/03(金) 03:08:17 ID:?
しかし、自分が今何冊読んでるかとか、わからなくね?
ついでに言うと、
絵本・漫画・(文字の多い)雑誌・子供向けの本・ゲーム攻略本
ライトノベル・ゲームノベライズなんかを入れるかどうかもよくわからんし。


ライトノベルと子供向けの小説含めると1000〜2000冊の間だろうなぁ。
入れないと、ぎりぎり1000いかないかも。
とは思うけど、1000冊も2000冊もタイトルを並べて確認なんてできないからなぁ。

328 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/03(金) 03:14:41 ID:?
連投すまん。

てか、その冊数ってマジ?
1年365日、毎日1冊読んで10年で3650冊でしょ。
子供時代から1日も欠かさず毎日読みまくりなら、20歳くらいで5000冊。
でも、社会人になって、新人賞狙いなりデビューして兼業なりをやりながら
毎日1冊読書って至難の業じゃない?


俺の場合、死ぬまでに5000冊がいいとこだな。

332 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 01:45:39 ID:?
>>328
別に1日1冊に限らなくてもいいじゃん。
通勤の電車の行き帰りで1冊。
会社の昼休みには原稿を書いて、
帰ってきてからは奥さんと一緒に食事。子供と風呂に入って、11時に寝て、
朝4時に起きて7時半まで執筆。
土日にはまとめて4冊くらい読んでいくと、
1年で400冊くらいになる。

ただ、勝負はやっぱり学生時代だな。
大学卒業までに2000冊ほど読んで、読む力を身につけておくとあとあと楽だ。
結局、読書も原稿書きも読まない、書かないから遅いんであって、
ある程度(数年)毎日やってるとかなりスピードがつく。


333 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 01:51:33 ID:?
332みたいな意見を目にするにつけ、本末転倒という言葉が浮かぶ。

作家になりたいから、その手段として本を読む……

こういう発想そのものが決定的に間違っているんじゃないかなあ。
幼いころから本の虫で、気がついたら自分も実作に手を染めていた——
それが王道なんじゃないの?

335 :332:2009/07/04(土) 02:11:50 ID:?
>>333
いや、俺は本の虫だったんだけどね。

「気がついたら」なんて悠長なことを言ってたら、
いつまでたっても「気がつかなかった」わけなんだよ。

本気で小説を書くつもりなら、ある程度意識して「トレーニング」とか
「習作」をはじめていかないといけないし、
読書の幅も意識的に広げていかなくてはいけない。
まだ読んだことはないけど、今度は、女性のロマンス小説をまとめて読んでみよう、
とか、ミステリ作家を50人1冊ずつ読んでみようとか。

小中学校の頃は、好きな本だけ読んでたから、嗜好がかなり偏っていた。
これではいけないと思ったんで、高校時代に「意識して」
文学史年表順に、流れを追って小説を読みはじめた。
そうすると、おおむねうすぼんやりとだが、
第三の新人」がなぜ軽いと言われるか、とか
三田誠広がなぜヒットしたかとかが、なんとなくわかった気がした(あとでこれは間違っていたとわかった)。

大学では暇があったんで、試しに1週間続けて1日10冊ずつ読んでみるとか、
図書館に籠もって句集を片っ端から読みまくるとか、かなりめちゃくちゃやった。

そしたら、別役実の本に「プロになるだいたいの目安は、原稿を1万枚書くこと」と書いてあったので、
「意識的に」やってみようとしたわけだ。

俺はなまけものなんで、
「やってみよう」と思わなければ、
何もしないんだよ。
きみのいう、「王道」とは正反対のところにいるわけだ。

336 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 03:02:57 ID:?
そんで332が今プロだ、というなら、
332のレスにもぐっと真実味が増すんだけどな。

まあ多分、やり方としては間違ってないとは思うけど。
333も間違ってない。
小説じゃなく漫画なんだけど、自分は333の方法でプロになった。
気がついたら、ってことはさすがにないけどねw
デビューは明確な意志がないと出来ないから。
でも332の方法でプロになった人間も知ってる。
ひとつ言えるのは、意識的に技術を蓄積する方が効率がいい。
でも無意識的な蓄積の方が、ムダもある分懐は深くなるよ。

340 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 20:56:41 ID:?
読む本にもよるんじゃないの?
5000冊っていうと短編ばかりを読んでいかないことには達成は不可能。
1冊1000ページにも及ぶような長編を1日で読むというのは不可能。
今俺はそれこそ長編ばかり読んでいるので、1日1冊は不可能。
冊数よりも、文庫本で何ページくらい読んだかというほうが実情に沿っている。

341 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 21:33:04 ID:?
みんなすごいね 
「義務」で読書をしてんだね
オレなんかつまんないと感じた本は読破出来ない
苦痛以外何ものでもないから



342 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 21:36:51 ID:?
5000冊というのは、通常人間の人生の中における読書の総数量だと
いわれているよ。ただし、本の内容にもよるから、多い少ないという
議論はいかがなものか。

344 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/04(土) 23:02:47 ID:?
生涯のうちに5000冊も読破する人はまずいないだろうな

345 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/05(日) 00:26:31 ID:?
田舎だとほとんどいないが、都市部だとけっこういる。
10000冊を超える人はあんまりいないと思うが。
例をあげれば、「クイズアタック25」「週刊ブックレビュー」の司会をしている
俳優の児玉清が10000冊以上。
オタキング岡田斗志夫が50000冊。

若手作家で読書家で有名なのは、直木賞をとった桜庭一樹
大学時代は1日3冊。
今はミステリだけ数えても年間400冊くらいだそうだ。
5000冊なんてすぐだな。
ttp://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi54.html

346 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/05(日) 00:30:14 ID:?
たくさん読む人より、たくさん書ける人の方が凄いと思うが。

349 :344:2009/07/05(日) 07:03:46 ID:?
ごめん。俺の書き方が悪かった。
生涯読書数が5000冊以上の人は都会に限らずあちらこちらに存在していると思う。
著名人なら尚の事、かなりの数の読書家が存在していて不思議ではない。
執筆を生業としてる人のデータならば、そこには意味があるのかもしれない。
人の機微に触れる為に小説を読んだり、必要に迫られて専門書を読んだり、
著名人の職業によっても読書をする理由はやはり様々だと思う。

要は、あなた自身、そしてあなたの周りに、生涯読書数5000冊を超える活字中毒者が、
一体全体何人くらい存在する?自分の周りにはまずいませんよ、って話。
だから>>344をレスしてみた。

350 :344:2009/07/05(日) 07:38:01 ID:?
私の男 (文春文庫)桜庭の家をテレビで拝見したけど狭い廊下が書架に占領されていたね。
部屋が狭くて本の置き場がないとこぼしていたからかなりの読書家なんでしょう。
書店で本を選ぶ桜庭にカメラが密着していたけど、まさしく大人買い
あの場面を見て完全に活字中毒者だと感じてしまった。

でもこれらのエピソードは桜庭の名前が売れた今だからこそ自慢出来る話でしょ。
大量読書=ベストセラー作家みたいな勘違いに陥ってはいかんと真面目に思う。
人並み以上読書をして、それをよく咀嚼してから流し込み消化させていく。
自分の文章を客観的に読む事が出来て、尚且つ稚拙な部分や陳腐さに気づき
恥ずかしくなれるような人って自然と早く上達すると思う。

へえーなるほどと、小説家志望者が感心するエピソードではあるけれど、
桜庭のあの読書量と作家としての力量は全くの別物だよ。
大きな賞をもらい脚光を浴びた桜庭さんは実はかなりの活字中毒者でした。
そんな結果でしかないような気がする。





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