ラノベ界は不況知らずの好景気なのですか?


出版業界の危機と社会構造



544 :この名無しがすごい!:2010/10/20(水) 21:44:48 id:VfiP5u8f
出版業界のことはほとんどわかっていない一般作家です。
講談社ラノベ文庫のニュースを読んでいたら、
「出版不況の中、拡大するライトノベル市場に進出する」
と書いてあったんですが、ラノベ界は不況知らずの好景気なのですか。
だったら、ここに来ている人たちが「出版不況のため」とか
書いてるのって嘘なのでしょうか。


545 :この名無しがすごい!:2010/10/20(水) 21:55:39 id:D8n3/AqC
>>544
拡大してねーよ。
むしろ頭打ちで共食いはじめてる状態。
そこで周回遅れの講談が漫画編集をトップに立てて乱入。

ガガガ程度には騒ぎになるだろうと予想されているが、
電撃の牙城を崩すことは絶対にない。

551 :この名無しがすごい!:2010/10/21(木) 10:37:10 id:ZrSVgm+U
>544
ラノベ作家、だけど。
拡大している、というより、他が沈んでいる中、それほど沈んで無いので「相対的に拡大している」くらいが正しいのではないかと思う。
一冊あたりの刷数は確実に減っているから個々の作家は喘いでいる。
あと、一般に比べるとやはり歴史が浅い分、「書ける」人が少ないので、
出版社側が新人の発掘に熱心で活況を呈しているように見えやすい、
10冊シリーズで巻割り数万、ならありえる数(マイナーレーベルの中堅でも可能な数字、という意味で)だけど、
これって6000円の単行本を数万冊売ったのと同じだからかなり「売れてる」方に入るだろう、などなど、他よりプラスな要素がある。
まあ、それとても俺の主観に過ぎないがね。

552 :この名無しがすごい!:2010/10/21(木) 11:31:44 id:yHbnNHNQ
>>551
544です。丁寧に書いていただき、ありがとうございます。
なるほど、なんとなくわかってきました。
アマゾンのトップ100とか見ても、ラノベは上位にたくさん入ってるから、
景気よさそうに見えますよね。

一般も電子書籍の市場が拡大したら、印刷する本は単行本ではなく、
文庫本が主流になっていくような感じになってきました。
一般だと、一部の作家さん以外は、さばける数がラノベよりもかなり
少ないでしょうね。死ぬなあ。

あ、545さんもありがとうございます。

555 :この名無しがすごい!:2010/10/21(木) 14:35:06 id:ObqbyXBv
>>551
>これって6000円の単行本を数万冊売ったのと同じだからかなり「売れてる」方に入るだろう、などなど、他よりプラスな要素がある。

一瞬意味合いが同じように見えるけど、それって数字のトリックもいいとこだよ。
なんのために刊行数増やしているか考えればそんな発想はおかしいだろ。
刊行数5冊の1万部×5と刊行数1冊で5万部発行は意味合いが全然違うわけだし。


571 :この名無しがすごい!:2010/10/21(木) 18:12:52 id:ZrSVgm+U
>555
遅レスすまん。
>刊行数5冊の1万部×5と刊行数1冊で5万部発行は意味合いが全然違うわけだし。
もちろん、だから、「巻割り」と言っている。
それに、ラノベの場合はわざとわけてる面もある。中高生は高い本買えないから。
バラバラのものを3冊書いて無意味に売り数を足し算しているわけじゃないんだな。

問題は、一巻が売れないとそのまま打ち切りになって一巻を買ってくれた読者にとてももうしわけないということだ。

574 :この名無しがすごい!:2010/10/21(木) 21:37:05 ID:0ooJreFG
6000円とか、刊行数5冊の1万部×5と刊行数1冊で5万部発行ってのは

ラノベの場合、最初から文庫本で出版、シリーズ化前提が基本
メインターゲットが中高生な事もあって、一般よりも巻割りの場合で頭打ちがかなり低い
(有名なハルヒでも数十万冊程度なのに対し、一般は1冊で100万部超えうるキャパがある)

こうした意識の違いから、ライトノベルの場合、1シリーズが、一般の1冊と同等だったりする
みたいなニュアンスをくみ取れるか、くみ取れないかっていう、一般作家とラノベ作家の状況の違いがベースになってる気がする

ただこの説明で上手く理解してもらえるかも、よくわからんけど






【関連記事】


→月別よく読まれた記事ランキング
→Twitterで更新情報を配信しています
→Facebookで更新情報を配信しています