「罪」 の対義語を考えてみた
あっぱれドストエフスキー|酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」
http://ameblo.jp/wakana-sakai/entry-10453455861.html
ま、そんなわけで話は変わりますが、今回のタイトル「あっぱれドストエフスキー」。聞いたことのあるかたもいるのではないでしょうか。私、昔やっていた別サイトでのブログで、同じタイトルの記事を書いたことがあります。「人間失格」の中で、言葉遊びをするシーンが出てくるのですが、その遊びについて、書きました。どんな遊びか。それは、「対義語」を考えるだけの遊び。
だけどこれが面白い。
例えば、「黒」の対義語は「白」だけど、「白」の対義語は「赤」。だけど、「赤」の対義語は「黒」だろう。みたいな。伝わるかな?
そんな中で、登場人物たちが答えを出せなかったお題。それは「罪」。この対義語だけが考え付かない彼ら。例えば、「法律」なんかはどちらからか「派生」をしたものだし、「善」なんかだと対義語は「悪」になってしまうので違う。
そこで主人公は、ふとドストエフスキーの「罪と罰」という本のタイトルを思い出してハッとする。ドストエフスキーがもし、「罪」の対義語として、「罰」を選んで、タイトルにしていたのだとしたら・・・。と。
多分、そんな感じだった、と思う・・・。当時、このブログを書いたら、読者のかたからたくさんの反応が返ってきてとても楽しかったんだ。びっくりするくらい「償い」という答えが多かったんだけど、償いは罪から派生した言葉なのでアウトです。ミツってのもいただけないわ。ちなみに前回のベストアンサーは「子供の悪戯」。たまたまブログを読んでくれていた先輩からの答えです。これは「罪」を「悪意のあるもの」と仮定した上でなので、対義語ではないけれど、この答え、すごく好きでした。
だので、今回、久しぶりにこの質問をしてみます。
みなさん、「罪」の対義語、なんだと思いますか?
多分、「罰」だと思うけど。あ、じゃあ聞かなくていいじゃんね。
では、「愛」の対義語はなんだと思いますか?
なかなか面白そうなので、僕もちょっと考えてみた。
まず、「罪」から連想するものをなんとなく羅列。
- 贖罪
- 作為的
- 偶然性
- 責任
- 年齢関係無し
- 根源的なもの
- 意識
- 無意識
- 弁護されるもの
- 法律
- あくまで概念
- 人間が犯すもの
以上のようなもの踏まえて、対義になりそうなものを連想してみた。
- 拘束されないもの
- 何でも有り
- 与えるもの
- 受身
- 永遠
- 献身
- 自己犠牲
- 奉仕
- 神(キリスト)
これらから、もしドストエフスキーならどう考えるかなというものを想像してみる。
やっぱり、どう考えても彼からキリストを外すわけにはいかないだろうなぁ、と思っちゃうんだよね。キリストと言えば、「汝疑うことなかれ」をやはり想起してしまう。
とういうことで、僕が出した答えはと言うと…
「罪と盲目」もしくは「罪と盲従」です。次点で、「罪とメシア」、「罪と無邪気」なんかもどうだろう。
「愛」の対義語は、「無関心」が定説だよね。
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