『罪と罰』ラスコーリニコフって姓はロシアでも珍しいんだっけ?


罪と罰〈上〉 (岩波文庫)


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1349415233/

891 :吾輩は名無しである2012/12/28(金) 04:06:39.98
ラスコーリニコフって姓はロシアでも珍しいんだっけ



893 :吾輩は名無しである2012/12/28(金) 04:24:39.29
>>891
ロシア語はできないけど恐らくそうなんだろうね
ラスコーリニコフという姓は、一見、極めて一義的にも見える。この姓は、十七世紀にロシア正教会から分裂した『ラスコーリニキ』(分離派)に
由来するものだろうと、ロシア人ならだれにでも直感されるからである。ドストエフスキー自身も明らかにそのことを意識していた」(p.38)
という風に『謎とき《罪と罰》』(江川卓)にあるから、珍しくなくっちゃそうした効果は発揮されないと考えられる
ちなみに江川は「ラスコーリニコフ」が「ラスコローチ」(割裂く)から派生していることが、老婆殺害の運命をも予告しているとする
さらに、「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ」のイニシャル〈PPP〉は「珍しい、それだけに、いかにもわざとらしいイニシャル」(p.47)であるとして、
創作ノートによると、創作の最後の段階まで、名前が「ロジオン」じゃなくて「ワシーリイ」だったことも指摘してるね
そこから、江川が、イニシャル〈PPP〉が獣の数字〈666〉の暗示だ!ってことにするのは多少の飛躍が必要な気もするけどw




894 :吾輩は名無しである2012/12/28(金) 05:58:36.39
江川って語源がどうこうってことに終始してちょっとうざいよな
罪と罰に限らず訳は良いけど解説は途中から飽きる




895 :吾輩は名無しである2012/12/28(金) 06:10:22.96
だな。ちょっと思わせぶりな解説もあるし
まあ、それでも江川版『罪と罰』は絶品
カラマーゾフの兄弟』も江川訳でいつか読みたいが
近所の図書館にないから古本かなー
『悪霊』はむしろ江川訳以外をそのうち読んでみようかな







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